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119番通報を受信して「火事なのか救急なのか」、「災害現場はどこなのか」が分かった時点ですぐに出動指令を出します。
通報を受け付けてから出動指令を1秒でも速く出し、災害現場への出動時間の短縮を図ることによって、救命率の向上を目指しているからです。
よって、例えば火事であれば「何が燃えていますか?」「逃げ遅れた人はいますか?」救急であれば「年はおいくつですか?」「かかりつけの病院はありますか?」など、災害の状況や詳しい内容を指令員が細かく質問しますが、その間にも、出動隊は準備を整え、通報中から出動しています。
そして、通報者から得た情報をすでに現場に向かっている消防隊や救急隊に支援情報として無線で連絡するのです。
この情報をもとに、消防隊や救急隊はどんな資器材が必要なのか、現場へはどのように進入したらよいのか等の作戦を立てているので、「とにかく早く来て!」と電話を切ることなく、安心し、落ち着いて質問に答えてください。
また、必要なときは電話で応急手当(人工呼吸や心臓マッサージ等)の指導も行います。その際にも、落ち着いて指令員の指示に従ってください。