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円空仏(尾張旭市指定文化財第2号)

ページID:0001878 更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示
員数

5体
〔聖観世音菩薩立像、不動明王立像、
護法神(多聞天)、阿弥陀如来坐像、
薬師如来坐像〕

種別 有形文化財(美術工芸品・彫刻)
指定年月日 昭和56年8月1日
所在地

城山町長池下4517番地1
スカイワードあさひ「歴史民俗フロア

所有者 尾張旭市
材質 檜(ひのき)
作者 円空
制作の年代 江戸時代初期

円空

寸法

木造
阿弥陀如来坐像

木造護法神
(多聞天)

木造
聖観世音菩薩立像

木造
不動明王立像

木造
薬師如来坐像

全高 68cm 全高 91.5cm 全高 124cm 全高

91cm

全高 54.5cm
台座 26.5cm 台座 11cm 台座 21cm 台座 12cm 台座 12.5cm
面幅 9.5cm 像高 80.5cm 面幅 13.5cm 像高 79cm 面幅 9.5cm
像高 41.5cm     像高 103cm     像高 42cm
膝張 29.5cm     裾張 31cm     膝張 31.5cm

円空は、寛永九年(1632)に美濃(現在の岐阜県西部)で生まれた仏僧です。仏による人々の救済を願って布教をしながら諸国を行脚し、生涯に仏像を十二万体も造ったと伝えられています。円空の造った仏像は、鑿(のみ)の跡を残した鉈彫りと呼ばれる素朴な作風で、一般に円空仏と呼ばれています。形式的になっていた当時の仏師の作品とはまったく違った美しさ、新鮮さをもっており、目元や口元に微かにたたえたほほ笑みが、その特徴です。

円空仏は、未完成かと思われるほどの荒々しい彫りや、木くずに目鼻を彫っただけの木端仏と呼ばれるものが多いですが、尾張旭市のものは比較的大型で、まとまりよく丁寧に作られた像であることが注目されています。5体とも檜(ひのき)の一木造りで、縦に割った木の前面だけに仏像を刻み、背側は未調整のまま残されています。この作品群は元々、渋川町の庄中観音堂に安置されており、地域の方々によって守られてきましたが、平成29年に尾張旭市に寄贈されました。この5体の円空仏が、いつごろ造られたかは不明ですが、円空が庄中観音堂の本尊である聖観世音菩薩立像(尾張旭市指定文化財第1号)の修理を行っていますので、円空本人が庄中地区に訪れたことは確かなことのようです。

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