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えんくうぶつ(あみだにょらいざぞう)

円空仏(阿弥陀如来坐像)

円空仏(阿弥陀如来坐像)

員数 5体
種別 有形文化財(美術工芸品・彫刻)(尾張旭市指定文化財第2号)
指定年月日 昭和56年8月1日
所在地 城山町長池下4517番地1
スカイワードあさひ 歴史民俗フロア
所有者 尾張旭市
材質 檜(ひのき)
作者 円空
制作の年代 江戸時代初期
寸法 全高68cm、台座26.5cm、面幅9.5cm、像高41.5cm、膝張29.5cm

円空は、寛永九(1632)年に美濃(現在の岐阜県西部)で生まれた仏僧です。仏による人々の救済を願って布教をしながら諸国を行脚し、生涯に仏像を十二万体も造ったと伝えられています。円空の造った仏像は、鑿(のみ)の跡を残した鉈彫りと呼ばれる素朴な作風で、一般に円空仏と呼ばれています。形式的になっていた当時の仏師の作品とはまったく違った美しさ、新鮮さをもっており、目元や口元に微かにたたえたほほ笑みが、その特徴です。

円空仏は、未完成かと思われるほどの荒々しい彫りや、木くずに目鼻を彫っただけの木端仏と呼ばれるものが多いですが、尾張旭市のものは比較的大型で、まとまりよく丁寧に作られた像であることが注目されています。檜の一木造りで、縦に割った木の前面だけに仏像を刻み、背側は未調整のまま残されています。この作品は元々、渋川町の庄中観音堂に安置されており、地域の方々によって守られてきましたが、平成29年に尾張旭市に寄贈されました。いつごろ造られたかは不明ですが、円空が庄中観音堂の本尊である聖観世音菩薩立像(尾張旭市指定文化財第1号)の修理を行っていますので、円空本人が庄中地区に訪れたことは確かなことのようです。

 

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