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いんばおおつかこふん
印場大塚古墳
員数 | 一基 |
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種別 | 記念物(史跡)(尾張旭市指定文化財第3号) |
指定年月日 | 昭和56年8月1日 |
所在地 | 大塚町一丁目13番地4 |
所有者 | 尾張旭市 |
形態 | 円墳 |
規模 | 直径16m、高さ2m |
出土遺物 | 円筒埴輪、朝顔形埴輪 |
築造年代 | 5世紀後半~6世紀前半 |
市内南部、矢田川の南側に広がる本地ヶ原台地には、いくつかの小規模な古墳がありました。印場大塚古墳は、そのうちの一つです。区画整理事業のために、昭和48年3月に発掘調査を行っています。
調査の結果、印場大塚古墳は、直径16m、高さ2mの円墳で、その斜面には葺石と呼ばれる拳大の石を敷き詰め、古墳の裾の部分には埴輪を巡らしていたことが分かっています。発掘調査が行われた時には、耕作や土取りのために東側を除いた三方向の土が削り取られていましたが、幸いにも墳丘の東裾に26個分の円筒埴輪と朝顔形埴輪の列が残っており、それによって古墳の規模を復元することができました。埋葬施設などの一部は、未調査のまま保存されています。被葬者はこの地域の支配的豪族で、古墳は5世紀後半から6世紀前半に築造されたものと考えられています。
現在、印場大塚古墳は、調査の結果をもとに復元され、往時の姿を偲ぶことができます。