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旭サナック本館(登録有形文化財23-0133号)
員数 |
1棟 |
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種別 |
登録有形文化財(国) |
指定年月日 |
平成16年6月9日 |
所在地 |
旭前町新田洞5050番地 |
所有者 | 旭サナック株式会社 |
構造 |
木造2階建、鉄板葺、 |
登録基準 | 造形の規範となっているもの |
「大隈鉄工所旭分工場」として、昭和14年(1939年)に当時の海軍の規格により建設された、木造2階建ての建物です。玄関ホールから階段室にかけての空間や、2階の南側3室がほとんど当時のまま残っています。部屋の天井は高く、木と漆喰という素朴な材料で、職人の技を生かした、品のある落ち着いた空間になっています。
戦前は海軍に在籍されていた高松宮殿下のご台臨や、皇族の貴賓室としても使用されていました。中でも旧海軍のシンボルである「錨(いかり)」と「橘(たちばな)」をあしらった漆喰天井のレリーフは見事です。
現在も旭サナック株式会社の本館として使用されています。