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こども・中高生の予防接種(定期)
集団予防接種
【BCG予防接種の実施について】
定期の予防接種は、ワクチンで防げる感染症の発生及びまん延を予防する観点から非常に重要であり、感染しやすい年齢を考慮して接種年齢が定められていることから(BCGは1歳までに1回接種)、感染予防対策を図った上で、予定通り実施いたします。
ー保護者のみなさまへのお願いー
感染予防の観点から、下記の点につきましてご理解・ご協力をお願いいたします。
- 被接種者、保護者及びご家族で体調の優れないかた(37.5度以上の発熱、倦怠感、咳、息苦しさ、風邪症状等のあるかた)がいらっしゃる場合は、接種日を変更してください(健康課への連絡は不要です)。
- 来庁前に検温の上お越しください。
- 午後0時50分より保健福祉センター2階で受付を開始します。受付開始時間前の待機場所は、館内にありません。
- 可能な限り、お子さま1名に対して、保護者1名での入室をお願いします。
- 小集団でのご案内をさせていただきますので、多少の待ち時間が生じる場合がございます。
結核(BCG)
【実施場所】保健福祉センター
【受付時間】午後1時~午後2時30分
【実施時間】午後1時30分~午後2時30分
【持ち物】母子健康手帳、予診票、バスタオル(お子さんの衣服の着脱やオムツ交換の際に使用してください)、髪を束ねるゴム・ピンなど(接種の際、髪の長い保護者は髪をまとめてください。)
【お願い】
- 予防接種説明書をよく読んでお出かけください。
- 授乳は済ませてからお越しください。接種前後30分は授乳をお控えください。
- 保護者以外の方が同伴する場合は、事前に委任状をご記入いただき、接種当日お持ちください。
種類 |
実施日・対象者 |
接種回数・対象年齢 |
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結核 |
対象の日時は、3~4か月児健康診査の案内に同封しています。 体調や予防接種スケジュール等により対象の日のご都合が悪い場合は、1歳未満であれば翌月以降に変更できます。実施日に直接会場にお越しください(事前連絡不要)。 |
1回接種 |
個別予防接種
実施場所:「令和5年度予防接種実施医療機関」 [PDFファイル/101KB]※事前に医療機関へご予約ください。
持ち物:母子健康手帳
※予防接種スケジュールにつきましては、『あさぴー子育て応援ナビ』をご活用ください。
<尾張旭市・瀬戸市以外のかかりつけ医で接種する場合>
下記のいずれの方法も、接種する前に申請が必要です。必要書類の発行に10日ほどかかりますので余裕をもって申請してください(必要書類の郵送での受け取りを希望される方は、申請時に切手が必要になりますので、申請前に健康課にお問い合わせください)。
1.「愛知県広域予防接種事業」
かかりつけ医が尾張旭市・瀬戸市以外の愛知県内にある場合:接種する医療機関に問い合わせる、または下記の愛知県医師会のホームページから検索し、接種する医療機関が「愛知県広域予防接種事業」に登録しているかをご確認の上、健康課窓口で申請をしてください。
協力医療機関・協力医をさがす<外部リンク>(愛知県医師会ホームページ)
2.「予防接種費用助成金交付事業」(費用をいったん支払い、後から請求する制度)
愛知県広域予防接種事業に登録していない愛知県内のかかりつけ医で接種する、または里帰り出産等で県外の医療機関で接種する場合に利用できる制度です。接種前と接種後の2回、健康課窓口での申請が必要です。詳しくは、健康課までお問い合せください。
【注意事項】
1.接種を受ける予防接種の説明書をよく読んでから接種を受けましょう。
2.予防接種当日、16歳未満のお子さんに保護者以外の方が同伴する場合は、委任状が必要です。事前に委任状をご記入いただき、接種当日医療機関へ提出してください。
委任状 [PDFファイル/56KB]
3.満13歳以上で保護者が同伴せずに、お子さまだけで日本脳炎またはヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防接種を受けるかたへ
定期の予防接種については、原則、保護者の同伴が必要となります。ただし、接種を受けるかたが満13歳以上16歳未満の場合は、事前に保護者が下記に署名等必要事項を記入し、それらを予防接種を受ける医療機関に提出することで、保護者の同伴なしで予防接種を受けることができます(16歳以上の方は保護者の同伴なく予防接種を受けられますが、HPV予防接種は、接種後に失神等を起こす事例が報告されていますので、できる限り保護者が付き添ってください)。
- 予診票下部の「保護者同意欄」への同意と署名
- 保護者同意用紙の記入
予診票と説明書は、市内・瀬戸市の予防接種実施医療機関及び健康課(保健福祉センター1階)でお渡ししていますので、事前に入手してください。
複数回接種をする場合は、その都度、「保護者同意書」が必要です。
4.満16歳以上で定期予防接種を受けるかたへ
日本脳炎とHPV感染症の定期接種については、保護者の同意(同意書)は必要ありません。接種の際は、予防接種を受ける本人の同意が必要になりますので、予診票の同意欄には接種を受けるかたが署名をしてください。
5.転出日当日は、公費では予防接種ができません。接種した場合は自費接種(有料)になります。
【定期予防接種】
- ロタウイルス
- B型肝炎
- ヒブ
- 小児用肺炎球菌
- 4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ)
- 麻しん風しん混合(MR)
- 水痘(みずぼうそう)
- 日本脳炎
- 2種混合2期
- ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
ロタウイルス(経口投与)
- ワクチンは2種類(ロタリックスまたはロタテック)あります。1回目に接種したワクチンを最後まで接種してください。
- どちらのワクチンも、1回目の接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています。また対象年齢を過ぎてからの接種はできません。
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
2回 |
生後6~24週まで |
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
3回 |
生後6~32週まで |
B型肝炎
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
3回 |
生後1歳未満 |
※母子感染予防として、出生後にB型肝炎の接種を受けた子は対象外となります
ヒブ
接種開始が生後2~7か月未満の場合
対象者および接種方法 |
回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
最大4回 |
生後2か月~5歳未満 |
※ただし、初回2回目及び3回目の接種は、生後1歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと。この場合も追加接種は可能であるが、初回接種に係る最後の接種終了後、27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上の間隔をおいて1回接種。
接種開始が生後7か月~1歳未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
最大3回 |
生後7か月~5歳未満 |
※ただし、初回2回目の接種は生後1歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと。この場合も追加接種は可能であるが、初回接種に係る最後の接種終了後、27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上の間隔をおいて1回接種。
接種開始が1~5歳未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
1回接種 |
1回 |
1~5歳未満 |
小児用肺炎球菌
接種開始が生後2~7か月未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
最大4回 |
生後2か月~5歳未満 |
※ただし、初回2回目及び3回目の接種は、生後2歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと(追加接種は実施可能)。また、初回2回目の接種が生後1歳を超えた場合、初回3回目の接種は行わないこと(追加接種は実施可能)。
接種開始が生後7か月~1歳未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
最大3回 |
生後7か月~5歳未満 |
※ただし、初回2回目の接種は生後1歳に至るまでに行うこととし、それを超えた場合は行わないこと。この場合も追加接種は可能であるが、初回接種に係る最後の接種終了後、27日(医師が必要と認めた場合は20日)以上の間隔をおいて1回接種。
接種開始が1~2歳未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
2回接種:60日以上の間隔をおいて接種 |
2回 |
1~5歳未満 |
接種開始が2~5歳未満の場合
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
1回接種 |
1回 |
2~5歳未満 |
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ)
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
4回 |
生後2か月~7歳6か月未満 ※令和5年4月1日以降は、生後2か月 から接種できます |
麻しん風しん混合(MR)1期
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
1回接種:1歳になったら、できるだけ早い時期に接種 |
1回 |
1~2歳未満 |
2期
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
1回接種:平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ |
1回 |
年長児 |
水痘(みずぼうそう)
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
2回 |
生後1~3歳未満 |
※既に水痘に罹患したことのある方は接種対象外となります。
日本脳炎
1期
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
|
3回 |
生後6か月~ |
※3歳未満で接種する場合は、接種ワクチン量が半量(0.25ml)になります。
2期
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
9歳で1回接種 |
1回 |
9~13歳未満 |
特例
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
平成19年4月1日以前に生まれた方で、日本脳炎接種が4回に満たない方 |
不足分 |
接種日に20歳未満 |
2種混合2期
対象者および接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|
11歳で1回接種 |
1回 |
11~13歳未満 |
※乳幼児期に3種混合の接種が計4回に満たない方は、充分な効果が得られない場合があるので、健康課にお問い合わせください。
「ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症」
接種を希望される方は、ワクチンの有効性やリスクを理解した上で、接種を進めてください。
【子宮頸がんとは】
子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、発がん性のヒトパピローマウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です。
日本では年間約1万1千人の女性が発症しており、約2,900人のかたが亡くなっています。最近は20~30歳代で増加しているのが特徴です。
HPVの感染は性行為によって子宮頸部の粘膜に微細な傷が生じ、そこからウイルスが侵入して感染すると考えられています。感染しても多くの場合は自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続くと数年から十数年の時を経て子宮頸がんを発症することがあります。発症するとごく初期のがんを除いては子宮摘出となる可能性があり、その場合は妊娠や出産への影響や排尿障害などの後遺症が残ることがあります。
子宮病変に対するワクチンの有効性は、16歳頃までに接種すると最も高いとの研究が報告されています。しかしながら、ワクチン接種だけではすべての発がん性HPVの感染を防ぐことができないため、ワクチン接種後も20歳を過ぎたら定期的な子宮がん検診の受診が必要です。
【ワクチンの種類】
予防接種法で定められている定期接種では、下記のいずれかのワクチンで接種します。
サーバリックス |
子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16、18型を含む |
---|---|
ガーダシル |
HPV16、18型に加え、尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11型を含む |
シルガード9 (9価ワクチン) ※令和5年4月1日から定期接種として 接種できます |
HPV16、18、31、33、45、52、58型と尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11型を含む |
ワクチン | 対象者および標準的な接種方法 | 回数 | 対象年齢(法令等) |
---|---|---|---|
サーバリックス 2価 |
1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて1回接種。 |
3回 |
平成19年4月2日~平成24年4月1日生まれの女子 |
ガーダシル 4価 |
2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月以上、かつ2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種。 |
3回 | |
シルガード9 9価 |
【小学校6年生~15歳未満】 6か月以上の間隔をおいて2回接種 |
2回 | |
【15歳以上(中学校3年生の一部~高校1年生相当の女子)】 2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月以上、かつ2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種。 |
3回 |
原則、3回とも同一のワクチンで接種してください。
※すでに2価あるいは4価ワクチンで定期接種を開始した方が、残りの接種を9価ワクチンで接種した場合の安全性と免疫原性が一定程度明らかになっていることから、接種する医師から適切な情報提供を受け、よく相談した上で9価ワクチンを選択することができます。その場合は、計3回接種となり、2回目の接種は1回目から1か月以上、3回目の接種は2回目から3か月以上おいて接種してください。
【接種方法】
予防接種実施医療機関で必ず予約を取ってからお出かけください。
接種当日は、医療機関で予診票をご記入の上、接種してください。
令和5年度HPVワクチン予防接種実施医療機関 [PDFファイル/87KB]
16歳以上の方は保護者の同伴なく予防接種を受けられますが、HPVワクチン予防接種は、接種後に失神等を起こす事例が報告されていますので、できる限り保護者が付き添ってください。
※転出日当日は、公費では接種できません。接種した場合は自費接種(有料)になります。
より詳しい情報をお知りになりたいかたは、下記より厚生労働省のホームページをご覧ください。
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
【相談先一覧】
<接種後、健康に異常があるとき>
接種を行った医師やかかりつけ医にまずはご相談ください。
<HPVワクチン接種後に症状が生じたかたに対する相談窓口>
- 愛知県 感染症対策局 感染症対策課(相談窓口がわからない場合、医療機関の紹介等)
Tel 052-954-6272 月曜日から金曜日 午前9時から午後5時まで(祝日、年末年始を除く) - 愛知県 教育委員会 学習教育部 保健体育課(学校生活に関する相談)
Tel 052-954-6793 月曜日から金曜日 午前9時から午後5時まで(祝日、年末年始を除く) - 尾張旭市健康課(予防接種健康被害救済制度に関する相談)
Tel 0561-55-6800 月曜日から金曜日 午前9時から午後5時まで(祝日、年末年始を除く)
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省)<外部リンク>
《キャッチアップ接種について》
積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性(キャッチアップ接種)につきましては、下記をご確認ください。
参考
国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>