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ボッチャの紹介

ページID:0001690 更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示

動画

出演:ロンドンパラリンピック日本代表加藤啓太さん
加藤啓太オフィシャルサイト<外部リンク>

ボッチャとは

 ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺もしくは同程度の四肢重度障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピック公式種目の1つです。ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。障がいによりボールを投げることができなくても、滑り台を使い、自分の意志を介助者に伝えることができれば参加できます。老若男女、障がいのあるなしに関わらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツです。

ルール

 1対1で行う個人戦、2対2で行うペア、3対3で行う団体戦があります。
 いずれも1チーム6個のボール(赤または青)をジャックボール(白)に近づけるように投げます。

試合の進め方

  1. じゃんけんをして、先行後攻を決めます。
  2. 先行チーム(赤)がジャックボールを投げます。このときジャックボールがコートの中で止まらなった場合、後攻チーム(青)がジャックボールを投げなおします。
  3. ジャックボールを投げたチームから投げます。その後、後攻チームも1球投げます。
  4. お互いに1球ずつ投げおわったら、その後はジャックボールから遠いチームが投げます。
  5. これを繰り返し、お互いのボールがなくなるまで続けます。
    お互いがボールを投げ終えた後、双方のチームの最もジャックボールに近いボールを比較し、どちらが近いかを判定し、ジャックボールに遠かった方のチームのジャックボールに一番近いボールとジャックボールを結んだ線を半径とし、ジャックボールを中心とした円を描き、その円の中に近いチームのボールが何個あるかを数えます。その数が得点となります

 ボールを投げることができない選手でも、「ランプ」と呼ばれる勾配具を使うなど、選手の特性にあわせた投球方法もボッチャならではです。ボールを扱うのが困難な選手には競技アシスタントをつけることが認められており、ボールを手渡すなど選手をサポートします。しかし競技アシスタントはコートを見てはならず、助言も認められていません。戦略を考えるのは選手です。