本文
感染症(感染状況・注意報等)
感染症に関するお知らせ
注意報・警報等発令中の感染症
●インフルエンザが流行入りしました!
愛知県では、2024年第46週(11月11日(月曜日)から11月17日(日曜日)まで)における県内のインフルエンザ患者の定点医療機関当たりの報告数(注1)が、「1.49」となりました。
厚生労働省では、この数値が「1」を上回ると、「インフルエンザの流行入り」の目安としています。
今後、本格的に流行する可能性もありますので、予防と早めの治療に心がけ、感染と重症化を防ぎましょう。
(注1) 定点医療機関当たりの報告数:定点医療機関からの一週間の総報告数÷定点医療機関数
●関連情報
・インフルエンザが流行入りしました!(2024年11月21日発表)(愛知県)<外部リンク>
・国立感染症研究所(インフルエンザ)<外部リンク>
マイコプラズマ肺炎について
●マイコプラズマ肺炎が流行しています!
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下です。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
主な症状は、発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
感染経路は、感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。
予防方法は、流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど“咳エチケット”を守ることを心がけましょう。
●関連情報
・マイコプラズマ肺炎(厚労省)<外部リンク>
・国立感染症研究所(マイコプラズマ肺炎)<外部リンク>
手足口病について
手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスにより引き起こされる感染症で、乳幼児を中心に主に夏季に流行します。
一般的な経過では、3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手のひら、足のうらや足の甲などに2~3mmの小さな水疱が現れ、口腔粘膜では小潰瘍を形成することもあります。時に、水疱は肘、膝、臀部などにもできることがあります。発熱は約3分の1に見られますが軽度で、38℃以下のことがほとんどです。通常は3~7日の経過で消退します。ごくまれに髄膜炎や脳炎などを生じることがあるので、高熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意を要します。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、経口感染で、乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、手洗い、排泄物の適切な処理、タオルの共用を避けることが感染予防に大切です。
●関連情報
・手足口病とは(国立感染症研究所)<外部リンク>
麻しん(はしか)について
麻しんは、麻しんウイルスによる急性の感染症です。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
一般的な経過では、感染後10日~12日経って発熱(38度前後)とともに咳、鼻水、くしゃみ、結膜の充血などの症状を示し、その後に高熱(39.5度以上)とともに発疹が現れます。患者の一部は肺炎や神経系の症状を合併し、まれに死亡したり、後遺症を残すなど重篤化する場合があります。
●麻しん(はしか)の予防について
麻しんの予防としては、ワクチン接種がもっとも有効な方法です。
▽ 以下の方は予防接種法に基づく定期予防接種対象者です。早めに予防接種を受けましょう。
【第1期】 生後12か月以上24か月未満の方
【第2期】 小学校就学前の1年間にある方
●麻しんを疑わせる症状が出たら・・・
周りの方が麻しんと診断されたり、発熱、発疹等の症状から「麻しん」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡の上、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
●関連情報
- 麻しん(はしか)の発生について(愛知県)<外部リンク>
- 麻しんについて(厚労省)<外部リンク>
新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症の状況については、下記の愛知県ホームページをご確認ください。
引き続き、「手洗い」「うがい」「手指消毒」「換気」などの基本的な感染対策を、各個人並びに各事業所で心掛けていただくようお願いします。
- 新型コロナウイルス感染者の状況について(愛知県)<外部リンク>
感染予防対策
海外での感染症予防
海外では、日本に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。海外渡航中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるように、海外で注意すべき感染症及びその予防対策をお知らせしています。
- 厚労省ホームページ(海外へ渡航される皆様へ)<外部リンク>
※ 海外渡航者向けポスター・リーフレットを掲載。
- 厚労省ホームページ(FORTH)<外部リンク>
※ 海外の感染症の最新の流行状況や予防方法などの情報をお伝えしています。