尾張旭市ファミリーシップ制度について

ページID：0028890 更新日：2024年4月1日更新印刷ページ表示

尾張旭市ファミリーシップ制度とは

　性的少数者の方々や様々な事情により婚姻制度や養子縁組制度を利用できない方々の生きづらさや困難の解消を図るとともに、一人ひとりの人権が尊重され、個性や多様な価値観・生き方を認め合える社会を実現するために、令和6年3月1日より「尾張旭市ファミリーシップ制度」を導入することとしました。

制度概要

　この制度では、互いを人生のパートナーとして尊重し、日常生活において対等な立場で継続的に責任をもって協力する関係を、「パートナーシップ」としています。パートナーシップの2人が家族であると約した関係及びパートナーシップの2人とその一方又は双方の子を始めとした三親等内の者（「近親者」といいます。）を含めて家族であると約した関係を、「ファミリーシップ」としています。
　この制度では、パートナーシップの2人が、ファミリーシップにあることを市長に対して宣誓し、市が宣誓書受領証等を交付します。

宣誓できるかた

　以下の要件をすべて満たしているパートナーシップの関係にあるお二人が宣誓できます。

1.成年に達していること（満18歳以上の方）
2.お二人のうち少なくともどちらかお一人が、尾張旭市に住⺠登録をしていること、または、3か月以内に転入予定であること
3.現に婚姻（宣誓者以外の方と、婚姻の届出をしていないが、事実上、婚姻関係と同様の事情にある場合を含む。）していないこと
4.現に宣誓者以外の方とファミリーシップを形成していないこと
5.⺠法に規定する婚姻できない続柄でないこと（ただし、宣誓をしようとするお二人が養子縁組をしたことによってこれに該当した場合は、宣誓をすることができます。）
6.満15歳以上の近親者を含めてファミリーシップを形成する場合は、近親者がファミリーシップの一員となることを承諾していること

宣誓に必要な書類

ファミリーシップの宣誓をするには、「尾張旭市ファミリーシップ宣誓書」（宣誓書）を提出いただきます。

宣誓をするには、宣誓書のほか、要件確認と本人確認のため、以下の書類が必要です。

⑴ 宣誓者お⼆人の住⺠票の写し、または住⺠票記載事項証明書
・3か月以内に発行されたもの
・本籍・筆頭者、世帯主・続柄は不要。住⺠票コード、個人番号を省略したもの
・同一世帯になっている場合は世帯全員の分1通でも構いません

⑵ お二人の戸籍謄（抄）本または独身証明書（いずれも本籍地にて発行）
・3か月以内に発行されたもの
　※ 外国籍の方は、大使館等の公的機関が発行する独身証明書や婚姻要件具備証明書に日本語訳を付したものをお持ちください。

⑶ 近親者との関係を証明する書類
・近親者を含めてファミリーシップの宣誓をする場合は、近親者との関係が分かる戸籍謄本等
　※ ⑵の書類により確認できる場合は省略可能です。

⑷ 本人確認書類
・本人確認ができる書類を、公的な顔写真付きのものであれば1点、それ以外は2点お持ちください。

1点の提示で足りるものの例
・個人番号カード（マイナンバーカード）
・運転免許証
・旅券（パスポート）
・住⺠基本台帳カード（顔写真付き）
・在留カード又は特別永住者証明書
・官公署が発行した免許証、許可書、資格証明書等（顔写真付き）

2点の提示が必要なものの例
・住⺠基本台帳カード（顔写真なし）
・国⺠健康保険、健康保険、船員保険、介護保険、後期高齢者医療等の被保険者証
・共済組合員証
・年金手帳
・国⺠年金、厚生年金保険の年金証書
・学生証、法人が発行した身分証明書
　※ 有効期間、有効期限の定めがあるものについては、その有効期間内、有効期限までのものであること

⑸ 通称を使用する場合に必要な書類
・社会生活の中で日常的に通称を使用していることが客観的に分かる、通称が記載された書類（通称で届いた郵便物など）をお持ちください。

⑹ その他、市長が必要と認める書類

宣誓手続きの流れ

宣誓書の提出から証明書等の交付までの手続きの流れは、以下のとおりです。

⑴ 宣誓日時の事前調整
・原則、宣誓を希望する日の7日前までに、電話またはメールで予約をしてください。
（宣誓できる日時は、平日の9時から16時までです。状況等により、ご希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。）

［予約時にご連絡いただきたいこと］
・お二人の氏名、生年月日、住所
・電話番号、メールアドレス（代表者のみ）
・宣誓希望日時

【予約及び問い合わせ先】
尾張旭市役所市民生活部多様性推進課男女共同参画係
尾張旭市東大道町原田2600番地1
電話： 0561-76-8125
メール： tayoseisuishin@city.owariasahi.lg.jp
　※ 電話受付時間午前8時30分から午後5時15分まで（土・日・祝日及び閉庁日を除く。）

⑵ 宣誓
・予約した日時に必要書類をお持ちのうえ、必ず宣誓者お二人とも多様性推進課窓口までお越しください。
・宣誓書の記入、提出書類、要件及びご本人の確認を行います。
　※ 宣誓は、個室で行います。
　※ 書類の記入が出来ず代筆が必要な場合は、ご相談ください。

⑶ ファミリーシップ宣誓書受領証等の交付
・宣誓書提出後、1週間程度で「尾張旭市ファミリーシップ宣誓書受領証」を1枚、「尾張旭市ファミリーシップ宣誓書受領証明カード」をお一人1枚ずつ交付します（郵送または直接）。
　※ 宣誓書提出後、内容確認等に時間を要する場合がありますので、ご了承ください。

⑷ 転入の事実を証明する書類の提出（宣誓時点において、お二人とも市内に在住でない場合）
・お二人のうち少なくともいずれか一方が、宣誓をした日から3か月以内に市内に転入し、転入後1か月以内に、住⺠票の写し等市内への転入の事実を証明する書類を提出してください。
・転入をとりやめた場合は、市内に住所を有しないものとして、返還届とともに受領証等を返還してください。

受領証等交付後の各種手続き

受領証等の交付後、次の場合は申請や届出が必要です。多様性推進課窓口までお越しください。
個室での対応もいたしますので、ご希望の場合は、事前にご相談ください。

⑴ 宣誓書受領証等の再交付
・宣誓書受領証及び宣誓書受領証明カードの紛失や毀損等の場合は、再交付申請ができます。再交付申請書を提出してください。

【持参するもの】
1. 本人確認書類（「宣誓に必要な書類」に準じます。）
2. 交付済みの宣誓書受領証及び受領証明カード（毀損の場合）

⑵ 記載事項の変更
・宣誓書に記載した内容について、下記のような変更があった場合は、「尾張旭市ファミリーシップ宣誓書内容変更届」（変更届）を提出してください。

【変更内容】
1. 氏名や通称名を変更したとき
2. 住所や連絡先の変更があったとき
3. 近親者の記載を削除または追加するとき

【持参するもの】
1. 変更の内容がわかるもの
2. 本人確認書類
3. 交付済みの宣誓書受領証及び受領証明カード
　※1・2は、「宣誓に必要な書類」に準じます。

⑶ 宣誓書受領証明書等の返還
・次の場合は、返還届とともに受領証等を返還してください。
1. 宣誓者の意思により、パートナーシップを解消したとき
2. 宣誓者のいずれかが死亡したとき
3. 宣誓者の双方が市外へ転出したとき
4. 宣誓者が、他の者と婚姻又はパートナーシップを形成したとき
ただし、1及び2の場合で、一方の宣誓者が、他方の宣誓者の近親者と引き続きファミリーシップの継続を希望し、生計を同一とする場合は、変更届を提出のうえ、受領証等の修正を受けてください。
・次の場合は、受領証等の返還を命ずることがあります。
1. 宣誓時点において、「制度を利用することができる方」の要件に該当していなかったことが判明したとき
2. 宣誓書や添付書類の内容に虚偽があったとき
3. 「宣誓手続きの流れ」の、転入の事実を証明する書類の提出がないとき
・次の場合は、受領証等の交付番号を公表する場合があります。
1. 返還届の提出時に、受領証等が添付されないとき
2. 受領証等の返還を命じられたにもかかわらず、返還されないとき

近親者による氏名等の削除について

満15歳以上の近親者は、削除申立書を提出することで、自分の意思により、受領証等に記載された自分の氏名等を削除するよう市に申し立てることができます。

申立書の提出があったときは、その内容を確認し、宣誓者に対して申立書の提出があったことを通知の上、近親者の氏名等を削除した受領証等を交付します。
【申立者が持参するもの】
1. 本人確認書類（「宣誓に必要な書類」に準じます。）
2. 交付済みの宣誓書受領証及び受領証明カード（持参が可能な場合）
近親者の氏名等を削除する前に交付した受領証等は、無効となりますので、宣誓者は市にすみやかに返却してください。
なお、宣誓者が、受領証等に記載された近親者の氏名等の削除を希望する場合は、変更届により手続きが可能です。