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非核平和への取組
尾張旭市では、「非核平和都市宣言」を契機に様々な取組を行っています。本市の非核平和への取組の一部を紹介します。
子どもたちの千羽鶴を市長が「原爆の子の像」へ届けました。
市内の小学校5、6年生及び中学生が「非核平和都市宣言」の趣旨に基づき、戦争の悲惨さ及び核兵器の恐ろしさを風化させることなく、恒久平和の大切さについて考える機会として6千羽の鶴を作成しました。千羽鶴は、令和6年7月19日(金曜日)から7月26日(金曜日)までの間、市役所1階のロビーに展示しました。
市内の小中学生が折った千羽鶴が、代表の中学生によって副市長に手渡されました。千羽鶴は市長が市の代表として広島市の「原爆の子の像」へ捧げ、慰霊碑に参拝しました。
原爆ポスターの展示
広島・長崎の原爆被害の実相などを写真を用いて分かりやすく説明したポスターなどを展示します。
- 期間:令和6年7月19日(金曜日)から8月30日(金曜日)
- 場所:市役所ロビー
平和記念式典等に参列しました。
令和6年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に教育長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から79年が経った8月6日、広島市平和記念公園において原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を願う平和記念式典が執り行われました。式典には約5万人のかたが参列しました。 |
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松井一實広島市長による「平和宣言」 皆さん、混迷を極めている世界情勢をただ悲観するのではなく、こうした先人たちと同様に決意し、希望を胸に心を一つにして行動を起こしましょう。そうすれば、核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはずです。必ずできます。 昨年度、平和記念資料館には世界中から過去最多となる約198万人の人が訪れました。これは、かつてないほど、被爆地広島への関心、平和への意識が高まっていることの証しとも言えます。世界の為政者には、広島を訪れ、そうした市民社会の思いを共有していただきたい。そして、被爆の実相を深く理解し、被爆者の「こんな思いは他の誰にもさせてはならない」という平和への願いを受け止め、核兵器廃絶へのゆるぎない決意を、この地から発信していただきたい。 (抜粋) |
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こども代表による「平和への誓い」 一人一人が相手の話をよく聞くこと。「違い」を「良さ」と捉え、自分の考えを見直すこと。仲間と協力し、一つのことを成し遂げること。私たちにもできる平和への一歩です。 (抜粋) |
令和5年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に副市長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から78年が経った8月6日、広島市平和記念公園において平和記念式典が執り行われました。式典には、過去最多となる111か国の代表が出席し、約5万人のかたが参列しました。 |
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松井一實広島市長による「平和宣言」 78年前の原爆投下の日を、まるで生き地獄のようだったと振り返る当時8歳の被爆者は、「核兵器を保持する国の指導者たちは、広島、長崎の地を訪ね、自らの目で、耳で、被爆の実相を知る努力をしていただきたい。あの日、熱線で灼(や)かれ、瞬時に失われた命、誰からも看取られず、やけどや放射能症で苦しみながら失われていった命。こうして失われた数え切れない多数の人々の命の重さを、この地で感じてもらいたい。」と訴えています。 本年5月のG7広島サミットで各国首脳が平和記念資料館の視察や被爆者との対話を経て記帳された芳名録は、こうした被爆者の願いが各国首脳の心に届いていることの証しになると思います。また、慰霊碑を参拝された各国首脳に私から直接お伝えした碑文に込められた思い、すなわち、過去の悲しみに耐え、憎しみを乗り越えて、全人類の共存と繁栄を願い、真の世界平和を祈念する「ヒロシマの心」は、皆さんの心に深く刻まれているものと思います。 (抜粋) |
令和4年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に市長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から77年が経った8月6日、広島市平和記念公園において、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を願う平和記念式典が執り行われました。式典は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を徹底しながら、約3千人のかたが参列しました。 | |
松井一實広島市長による「平和宣言」 ロシアによるウクライナ侵攻では、国民の生命と財産を守る為政者が国民を戦争の道具として使い、他国の罪のない市民の命や日常を奪っています。そして、世界中で、核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えが勢いを増しています。これらは、これまでの戦争体験から、核兵器のない平和な世界の実現を目指すこととした人類の決意に背くことではないでしょうか。武力によらずに平和を維持する理想を追求することを放棄し、現状やむなしとすることは、人類の存続を危うくすることにほかなりません。過ちをこれ以上繰り返してはなりません。とりわけ、為政者に核のボタンを預けるということは、1945年8月6日の地獄絵図の再現を許すことであり、人類を核の脅威にさらし続けるものです。一刻も早くすべての核のボタンを無用のものにしなくてはなりません。(抜粋) |
令和2年度・3年度
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式典の規模縮小により、参加を見送りました。
令和元年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に副市長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から74年が経った8月6日、広島市平和記念公園において、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を願う平和記念式典が執り行われました。式典は約5万人のかたが参列しました。 | |
松井一實広島市長による「平和宣言」 今世界では自国第一主義が台頭し、国家間の排他的、対立的な動きが緊張関係を高め、核兵器廃絶への動きも停滞しています。このような世界情勢を皆さんはどう受け止めますか。二度の世界大戦を経験した私たちの先輩が、決して戦争を起こさない理想の世界を目指し、国際的な協調体制の構築を誓ったことを、私たちは今一度思い出し、人類の存続に向け、理想の世界を目指す必要があるのではないでしょうか。特に次世代を担う世界を知らない若い人にこのことを訴えたい。そして、そのためにも1945年8月6日を体験した被爆者の声を聴いてほしいのです。(抜粋) |
平成30年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に市長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から73年が経った8月6日、広島市平和記念公園において、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を願う平和記念式典が執り行われました。式典は約5万人のかたが参列しました。 | |
松井一實広島市長による「平和宣言」 私たち市民社会は、朝鮮半島の緊張緩和が今後も対話によって平和裏に進むことを心から希望しています。為政者が勇気を持って行動するために、市民社会は多様性を尊重しながら互いに信頼関係を醸成し、核兵器の廃絶を人類共通の価値観にしていかなければなりません。世界の7,600を超える都市で構成する平和首長会議は、そのための環境づくりに力を注ぎます。(抜粋) |
平成29年度
副市長が市を代表して、平成29年8月8日から長崎市で開催された第9回平和首長会議総会に出席し、平成29年8月9日には、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列し、平和を祈念しました。
第9回平和首長会議は長崎大学で行われ、各議案の審議のほか、世界中の加盟国の取組の紹介もありました。 | |
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典は、長崎平和公園で行われました。 |
式典の詳細はコチラ(被爆71周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)<外部リンク>
平成28年度
長崎市で平成28年8月9日に開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に市長が参列し、平和を祈念しまた。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典<外部リンク>
平成27年度
広島市で毎年8月6日に開催されている平和記念式典に市長が参列し、平和を祈念しました。
原爆投下から70年経った8月6日、広島市平和記念公園において、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と恒久平和の実現を願う平和記念式典が執り行われました。式典は約5万5千人のかたが参列しました。 | |
松井一實広島市長による「平和宣言」 今、各国の為政者に求められているのは、「人類愛」と「寛容」を基にした国民の幸福の追求ではないでしょうか。為政者が顔を合わせ、対話を重ねることが核兵器廃絶への第一歩となります。そうして得られる信頼を基礎にした、武力に依存しない幅広い安全保障の仕組みを創り出していかなければなりません。その実現に忍耐強く取り組むことが重要であり、日本国憲法の平和主義が示す真の平和への道筋を世界へ広めることが求められます。 (抜粋) |
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こども代表による「平和への誓い」
広島に育つ私たちは、事実を被爆者の思いや願いを過去現在未来へと私たちの平和への思いとともにつないでいく一人となることを誓います。 (抜粋) |
令和5年12月19日(火曜日)、尾張旭市立東中学校において、被爆体験「語り部」講演会を開催しました。
次世代を担う中学生を対象に、被爆者の平和への想いをしっかりと受け止め、被爆の実相について理解を深めてもらうため、令和5年12月19日(火曜日)、尾張旭市立東中学校において、被爆体験「語り部」講演会を開催しました。
今年度は、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館より被爆体験証言者(被爆者ご本人)に来ていただき、4年ぶりに中学校の体育館において集合研修の形で開催することができました。
語り部の瀧口秀隆さんは、4歳の時にご自宅で被爆されました。瀧口さんやお母さんが怪我をされた様子や妹さんを亡くされた経験など、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさとともに命の大切さを語ってくれました。
講演会で話を聞いた生徒からは、「話を聞いているとすごく悲しくなるのと同時に怖い気持ちになった。これからは自分たちがこの事実を受け止め、広めていかなければならないんだとバトンを渡された気持ちになった。」などの感想があり、非核平和の大切さを考えるためのきっかけとなったようでした。
日時:令和5年12月19日(火曜日)午後1時40分~午後3時
場所:東中学校体育館
対象:東中学校の生徒、教員