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民間建築物アスベスト対策費補助金の概要
建築物に吹付けられたアスベストの飛散による市民の健康障害を予防し、生活環境の保全を図るため、アスベストの分析調査及び除去等を行う者に対し、費用の一部を補助します。
対象建築物
市内にある建築物のうち、壁、柱、天井等にアスベストが吹付けられているおそれのある建築物
吹付けアスベストの例
鉄骨耐火被覆材
天井断熱材
機械室吸音材
<主な使用部位と用途>
・鉄骨耐火被覆材
・天井断熱材
・機械室吸音材
<特徴>
・石綿の含有率が60~70%と多い
・経年変化等により石綿飛散性が高くなる
・鉄骨造以外の戸建住宅への使用例は少ない
アスベスト含有吹付けロックウールの例
天井断熱材、天井・壁吸音材
鉄骨耐火被覆材
<主な使用部位と用途>
・鉄骨耐火被覆材
・天井内壁断熱材
・機械室吸音材
・結露防止用材
<特徴>
・石綿含有率が30%以下
・飛散度合いが高い
アスベスト含有吹付けバーミキュライトの例
天井
天井近景
<主な使用部位と用途>
・天井断熱材
・吸音材
・結露防止用
アスベスト含有吹付けパーライトの例
天井・梁
<主な使用部位と用途>
・内装材の天井梁型、吸音、仕上げ材
<特徴>
・骨材混入の粗面吹付仕上げ
写真出典:国土交通省「目で見るアスベスト建材(第2版)」
補助対象にならないアスベストの例
・外壁や仕上げ塗材に含まれているもの
・煙突の断熱材に含まれているもの
・倉庫や工場に使われる、スレート等の成形板に含まれているもの
補助対象の概要
契約・着手は補助金の交付決定通知書の決定通知日以降として下さい。
(決定通知日以前に契約・着手すると、補助金を受ける事ができなくなります。)
どちらの事業も建築物石綿含有建材調査者が関与し、実施するものに限ります。
アスベスト分析調査事業
建築物(住宅、事務所、店舗、倉庫等)の壁・柱・天井等に吹付けられた建材(吹付けアスベスト、吹付けロックウール、吹付バーミキュライト、吹付けパーライト等)に係るアスベストの含有の有無を分析調査するもの。
ただし、アスベスト調査台帳に記載されているものに限ります。
アスベスト除去等事業
吹付けアスベスト等(「吹付けアスベスト」及び「吹付けロックウールでその質量の0.1%を超えるアスベストを含有するもの」)が施工された建築物の「吹付けアスベスト等の除去、封じ込め、囲い込み」または「吹付けアスベスト等が施工されている建築物の除去」
補助金の額
アスベスト分析調査事業
分析調査に要する費用の額以内(千円未満は切り捨て)で限度額25万円
アスベスト除去等事業
除去等に要する費用の3分の2を乗じて得た額以内(千円未満は切り捨て)で限度額180万円
工事の際は届出が必要です
アスベスト除去等工事を行う場合は、工事の事前事後に飛散防止措置等の対応や各関係法令に基づく届出等が必要になります。詳細は、各担当部署にお問い合わせください。
アスベスト除去作業計画等の届出(労働安全衛生法・石綿障害予防規則)
瀬戸労働基準監督署
電話 0561-82-2103
アスベスト作業実施届(大気汚染防止法)
尾張県民事務所環境保全課
電話 052-961-7255
廃アスベストの処理(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
愛知県環境局資源循環推進課
電話 052-954-6235
解体等の届出(建設リサイクル法)
愛知県尾張建設事務所建築課
電話 052-961-1845
※提出は尾張旭市役所都市計画課へ