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令和5年度尾張旭市自治会等活動促進助成事業中間報告会

ページID:0027543 更新日:2023年5月26日更新 印刷ページ表示

令和5年度尾張旭市自治会等活動促進助成事業中間報告会

概要

 尾張旭市では豊かな地域社会の形成と健全な発展を図ることを目的に、連合自治会、自治会及び町内会の地域活動にかかる費用を助成する自治会等活動促進助成事業を行っています。
 中間報告会を開催し、地域課題、地域活力向上の取り組みを同助成事業決定団体様から活動報告をしていただきました。

 

開催日時

令和5年12月10日(土曜日)午前9時30分から正午12時00分まで

開催場所

中央公民館 3階 301会議室

開催内容

中間報告会は下記のとおり開催しました。

令和5年度 中間報告会 次第 [PDFファイル/118KB]

座談会では、申請団体様、見学にお越しいただいた皆様で

「アフターコロナの自治会等活動の変化や新たな課題について」をテーマにて意見交換を行いました。

各申請団体及び申請内容について

令和5年度は、6団体からの申請を受理いたしました。

申請内容の詳細は、「令和5年度自治会等活動促進助成事業プレゼンテーション結果について​」をご確認ください。

 

中間報告会での報告内容

※発表資料や内容の詳細に関しましては、市民活動課窓口にてご紹介いたします。

●中間報告会風景

報告会風景1報告会風景2

1.旭丘連合自治会

事業名称

地域で育てるがおかっ子~がおかホリデーチャレンジを通した取り組み~

事業区分

地域活力の向上に関する事業

事業の目的

  1. 体験の幅を広げる機会としての講座を提供
  2. 講座を通して地域の大人や子ども同士が関わり合いをもつ
  3. 地域の人や自然を大切に思う心を醸成させる

期待される効果

地域の人や自然を大切に思う心の醸成により、地域を大切に思うと共に将来の地域活動の担い手の育成の第一歩となることを期待しています。

事業内容の報告

事業目的から企画された講座「がおかホリデーチャレンジ」の参加状況や参加者へのアンケート結果から活動状況の報告をいただきました。

大人と一緒に地域を作ってほしいという思いから、ホリデーチャレンジの参加者を核に小学生ホストや中学生ホストを募り、一部事業で運営協力をいただくことを実施し、地域行事への参加から事業継続等、今後の発展性向上に向けて取り組みました。

 

講評:特定非営利活動法人地域福祉サポートちた代表理事 市野恵氏

発展性に関して、さらに深掘りいただいた点について圧倒されました。様々な市町村で、学校と地域が繋がれない、地域の目が子どもたちから離れていっている事例を伺う機会がありますが、この活動は続けていくことで「地域で子どもを育てよう」という気持ちが確実に広がっていく活動だと実感いたしました。今後もこの活動を続けていただきたいと思います。

2.旭台自治会

事業名称

「グリーンステーション」推進とまちボラ参加増強(2年度)

事業区分

環境保全・美化に関する事業

事業の目的

「グリーンボックス」によるゴミ集積所美化推進という「まちづくり」目的と共に、「地域交流や情報共有」を推進・支援します。日常的な「ゴミ場の美化・情報掲示の入替」など「里親」として、地域高齢者の参加などで、地域交流が活発になると考えます。

期待される効果

男性は「DIY」などの特技や興味を持つ方がかなり存在しており、特技を生かし、自身が「まちづくり」へ参加することで「生活地域の役立ち」を実感いただきます。女性は交流の場での「女性活性」「高齢交流支援」への提案等の情報収集ができます。

年齢や体調に合致した「まち活動」が提供出来る様になります。

事業内容の報告

今年度の活動ポイントについて報告いただきました。

1、占用許可・使用許可の推進:交流施設「基本構成・備品仕様」の設定

住民の声をもとに交流の場となる「グリーンステーション」の仕様を通路確保、通行安全の面から整備を進めました。

2、里親活動の理解と参加増施策:桜名板「思い出づくり写真」掲載の推進

「並木道改善」から植え替えた桜に「桜名板」を取り付け、植え替え時の写真を桜名板をめくることで見られる仕様とし、地域への愛着を持てるような「思い出活動」を行いました。

3、並木道再生事業完了報告冊子化~全戸配布:「桜歴史・安全情報・維持管理提案」など

並木道再生事業完了報告冊子を制作し、活動内容や地域を知っていただくため、自治会員のみでなく、地域の全戸へ配布する予定。

 

講評:名古屋産業大学 地域連携センター長 准教授 今永典秀氏

報告内容や冊子を拝見させていただき、皆様が一生懸命、力を合わせやられていることがよく分かり、しっかり形になっていることがすばらしいと思います。ただ事業をされているだけでなく、皆さんの声を生かし、随所で工夫が見受けられ、地域の皆様の思い出に残る事業だと思います。蓄積されたノウハウが引き継がれ今後の良い暮らしに繋がっていくことを期待しています。

3.霞ヶ丘自治会

事業名称

助け合い「水」の給水体験

事業区分

地域活力の向上に関する事業

事業の目的

2035年±5東南海地震に備えて、「水」について身近に共助出来る風土を構築、いざという時、経験値から心の余裕を作ります。

期待される効果

万が一の対応で困らない経験値をつみ、組織で団結、地域力にて、いち早く復興でき、他人を気遣う心の余裕のある町を目指します。

定期的な防災訓練で、組織力を生かし、住みたい町の好感度を上げるきっかけになり、結果として自治会会員の増加につながる。非会員にも参加依頼して共に地域での一体感を構築し、募集のきっかけとなります。

事業内容の報告

令和5年10月1日に実施された給水体験を踏まえた自主防災訓練の結果を報告いただきました。

  1. 安否確認札の活用と一時避難場所にての給水活動体験
  2. ボランティアの誘導
  3. 防災ドローンの活動把握

当日はあいにくの雨でしたが、多くの方にご参加いただけました。給水体験後のアンケートからこの機会に「生きるための水」のありがたさや給水拠点、ハザードマップ等、防災に関心をもっていただく良い機会になりました。また自治会未加入者へも参加の呼びかけを行い、防災訓練に参加いただく方もおり、今後防災活動が自治会加入へのきっかけとなること期待しています。

 

講評:特定非営利活動法人地域福祉サポートちた代表理事 市野恵氏

防災訓練の当日に雨が降ったと報告でしたが、災害時は雨の場合もあり、そういった想定の中でも多くの方に参加いただけたのは良かったのではないでしょうか。アンケート等からも皆さんの防災意識が高まったことが分かり、分析を次に生かそうとしている点は大変素晴らしいと思います。

子ども会が解散になって、子どもと地域とのつながりが薄くなったと報告の中でもあり、とても悲しいことであると思います。そうした状況で子どもたちの参加もいただいているということですので、子どもたちがリーダーやサポーターとしてボランティアで貢献できると地域と子どもたちとの繋がりを保つよりよい活動になっていくと思います。これからの活動も期待しております。

4.横田団地町内会

事業名称

町内のごみ出し及び防火の設備改善・理解促進

事業区分

安全安心なまちづくりに関する事業/環境保全・美化に関する事業

事業の目的

  1. カラス被害対策及びごみ出しの効率化を促進
  2. 初期消火活動に関する防火対策の促進

期待される効果

  1. カラス被害の減少、ごみ出し作業負荷減少
  2. 期限切れ消火器の新品交換
  3. 町内のごみ出しルール、初期消火活動の理解度向上

事業内容の報告

ごみ出しの「設備改善」、防火の「設備改善」、デジタルツールを用いた「理解促進」3点の行った結果をご報告いただきました。

ごみ出し設備改善に関して、町内会員の声をお伺いしながら徐々にごみボックスの設置やごみ集積所の整備を進めました。防火設備の改善についてもコスト等の情報収集を行いより良い手段で順次、使用期限切れの消火器の交換を予定しています(12月~1月)。また設備点検を行うと共に消火器について、使用や管理に関するルールを「消火器規約」にまとめ、町内に周知を行っていきます。

上記の新たな設備を使用するルールの共有を「メッセージアプリにより画像や動画も交え情報発信」を行いました。デジタルツールの活用で回覧板による連絡体制の強化や世話役の業務改善を行えました。これまでの回覧物や組織運営の資料をすべてデータ化して残すことで、新規世帯への情報開示を容易にし、町内会への理解を深めていただきやすくなりました。町内会情報の共有と運営業務の効率化に有効であるとわかったため、今後も積極的に活用したいと思います。

 

講評:名古屋産業大学 地域連携センター長 准教授 今永典秀氏

目的に対して、どのようなプロセスでなにを工夫したかが良くわかり、1つ1つ細やかに丁寧に対応された点や限られた費用の中でいかに最適化、効率的にできるか工夫している点は大変良かったと思います。

デジタル化について、やっていかないとなかなか進まない部分もあり、難しい取り組みであると思いますが、引き続き取り組んでいただきたいと思います。行政も含め見習っていかないといけない発表だったと思います。

5.旭ヶ丘自治会

事業名称

ゴミ籠設置と自治会内の環境美化

事業区分

環境保全・美化に関する事業

事業の目的

地域内にあるゴミ集積所を設置させていただいている畑が7月21日に終了することに伴い、別の場所へゴミ集積所を移す必要があります。代替場所を設定するために扱い易いゴミ籠の設置で集積所がきれいに保ちやすくなる等、新たな設置場所へご協力いただきやすい環境を作ります。また自治会内にて宅地開発が進んでおり、同様な問題が発生すると考えられるため、モデルケースとなるよう行います。

期待される効果

自治会内のゴミ置き場問題の解決と環境美化の認識共有

事業内容の報告

ごみ集積所の移設問題からごみ集積所の環境改善までの取り組みを報告いただきました。

ごみ集積所の移設を自治会内で協議し、関係各所への調整と共にごみ集積所の環境改善を行いました。この活動を通して、多くの方の声を伺う中で、計画していた場所以外でも問題がある集積所があると分かり、1つ1つ問題解決に向けて動きました。集合住宅の管理会社や宅地開発業者にも協力を依頼し、地域一体の環境美化意識改善に繋がりました。

 

講評:特定非営利活動法人地域福祉サポートちた代表理事 市野恵氏

ゴミ問題は本当に大変だと思います。自治会の皆様がかなり調整役になって交渉されてこられたんだろうと思い、とても努力された結果が今日の報告になったと思います。環境美化の意識が高まると同時に、いま○○が必要なんだよといったような情報がきちんとルートになって会長まで届き、実現されている仕組みがしっかりできている点はとても大事だと思います。今後も活動を通して地域のコミュニケーションが取れている状況を保っていただきたいと思います。

6.山の手自治会

事業名称

生活環境のブラッシュアップ事業

事業区分

環境保全・美化に関する事業

事業の目的

  1. 倒壊の危険を孕む掲示板の撤去
  2. 施設による掲示板の注目度向上

期待される効果

  1. 風雨による掲示物の紛失防止
  2. 定期的な足場周辺の清掃による美観の維持

事業内容の報告

掲示板の撤去から新設に伴う動きの進捗状況を報告いただきました。

新たな掲示板の設置場所について、自治会内で協議し、新規設置場所について候補を立てました。候補地を調査する中で、近くの交差点で曲がり角のゼブラ帯の部分で多くの車がゼブラ帯に侵入してくることが分かり、ゼブラ帯への安全対策を行いました。新規設置に関して、関係各所協議中ではありますが、近隣住民からの意見も伺いながら安全に掲示物が確認できる場所への設置に向け、引き継ぎ対応していきます。

 

講評:名古屋産業大学 地域連携センター長 准教授 今永典秀氏

掲示板設置については、関係各所と協議などが思うように進まなかった部分もあったかと思いますが、掲示板の設置へ向けて動く中で意見交換、情報収集から、住民の声を道路の安全対策として実現されていたのは素晴らしいと思いました。引き続き、掲示板設置実現に向けた取り組みを頑張ってください。

総評

講評:特定非営利活動法人地域福祉サポートちた代表理事 市野恵氏

尾張旭市の団体様の活動は、だれか1人の役員が頑張るのではなく、自治会として地域の皆様の声を集め、住民の総意として取り組みを進められている点が素晴らしいと思います。

デジタル化に関しては、これからももっともっと進んでいくと思います。知多では地域振興券というものを紙とアプリで購入できるようになったり、身近なところでどんどんデジタルを活用したシステムは進んでおり、私も苦手ながらチャレンジしているところです。またコロナワクチン予約が最初のころスマートフォンから予約のみで行うなどありましたよね。これから世の中でもデジタルツールを活用する場面が多くなると思われる中、自治会等の取り組みからデジタルツールに慣れておくことは、1人1人のためにもなると思います。今の子どもたちは、デジタルツールに触れる機会も多く、高齢者よりも使いこなせる子たちが多いと思うので、地域活動の中で高齢者と子どもたちとの接点を作っておくことができれば、スマートフォン等の扱いについて子どもたちから高齢者へ教えられるような関係性がすぐ作れるのではないかと思います。今日の発表の中でも子どもたちが関わった取り組みの発表もあったかと思いますが、少しずつでもそれぞれの団体様で参考になるとよいと思っております。またICT、IT化については学生の方が得意なので、大学との連携をやっていただけるといいなと思っております。

今の地域活動は、「私はここまで」と線を引いて活動される方が増えてきていると感じますが、尾張旭市の皆様は1歩踏み出して+αで活動されていることが良く分かり、この事業の成果として、1歩踏み出す勇気、気運を高める事業になりつつあると改めて感じました。これからも大変かと思いますが、時には打ち上げなどをして、息抜きなどしながら頑張っていただければと思います。

 

講評:名古屋産業大学 地域連携センター長 准教授 今永典秀氏

皆さんの6つの発表、活動を通したプロセスがとても素晴らしいと思いました。数万円で自治会支援をする助成金のレベルではなく、それぞれに施策と紐づくレベルであったと思います。

他の市町村ではこのような助成事業が無くなる、または形が変わるなどある中、尾張旭市ではこの助成事業が15年続けてられており歴史が積もると共にノウハウも蓄積されていると感じました。ただもったいないのは、これだけよい報告ですので、担当部署のみでなく、発表に関する部署の方も聞きに来てほしいと感じました。このような活動内容が行政やほかの団体など横へ横へ広がり、お互いに学び合うようになれれば、よりいい街になるのではないかなと思います。本日は素晴らしい発表ありがとうございました。

報告会風景3報告会風景4

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