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尾張旭市生活道路整備基本計画
尾張旭市生活道路整備基本計画
国は、「居心地が良く歩きたくなるウォーカブルなまちなか」の形成を目指し、まちづくりの方向性を車中心から"ひと中心"へ大きく舵を切りました。また、幼児や児童が犠牲となる痛ましい事故が続発していることを受け、通学路の緊急合同点検を実施するなど、幹線道路だけでなく生活道路への交通安全対策を加速しています。
本市では、これまでも側溝の有蓋化に歩行空間の確保や、歩道の段差解消などの道路環境整備に取り組んできましたが、その効果は限定されたものに留まっています。今後は、少子超高齢化や人口減少問題などの社会情勢や住民ニーズの多様化に対応するため、歩行者目線を最重要とした道路整備を推進していく必要があります。
このため、市民に最も身近で密着した生活道路の目指すべき姿を、"ひと中心の「暮らしのみち」"として、単なる通行施設としてではなく、市民の暮らし・住環境の質の向上を図る空間とすることを目的に、「尾張旭市生活道路整備基本計画」を策定しました。
計画で目指す姿:"ひと中心の「暮らしのみち」"
⑴計画期間
令和6年度(2024年)から令和15年度(2033年)の10年間
⑵計画
概要版:尾張旭市生活道路整備基本計画(概要版) [PDFファイル/1MB]
本 編:尾張旭市生活道路整備基本計画(本編) [PDFファイル/34.25MB]
計画における4つの対策
計画では、「面的な課題に対応するための地区対策」、「通学路や未就学児の移動経路等の線的な課題に対応するための路線対策」、「狭あい道路などの個別対策」及び「これらを補助する補助対策」の4つの対策により"ひと中心の「暮らしのみち」"を目指しています。
- 地区対策
通過交通や車両速度を抑制するなど、車両に対しての対策を進めるとともに、歩行空間の安全性と快適性を確保することで、歩行者などが心地よく安心感を持って利用できるよにするため、「(仮)暮らしのみち整備地区」として指定し、ゾーン30プラスを指定するなど面的な課題についての対策を進めます。
- 路線対策
通学路や未就学児の移動経路について、子ども達が安心して利用できるようにするため、「(仮)交通安全対策重点路線」として指定し、線的な課題についての対策を進めます。
- 個別対策
幅員4m未満の狭あい道路について、災害時の避難や救助経路を確保するため、狭あい道路拡幅整備として個別の課題に対して対策を進めます。
- 補助対策
地区・路線対策時に合わせて旧面整備地区での歩道スロープの改良や、歩行空間確保のための側溝の有蓋化等、様々な対策を地域課題等に応じて実施します。