「健康都市に関する懇談会」第1回会議の概要
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会議名
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「健康都市に関する懇談会」第1回会議
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検討項目
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市長あいさつ
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(1)懇談会開催の趣旨等について
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(2)座長の選出について
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(3)職務代理者の指名について
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(4)懇談会の開催方法等について
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(5)健康都市プログラム(案)について
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(6)その他
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開催日時
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平成17年8月31日(水曜日)午前10時~午後0時10分
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開催場所
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尾張旭市役所302会議室
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出席した者の氏名
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座長:伊藤雅一
構成員:緒方佐代子、下岡博、鈴木滝男、樋口みよ志、堀祐子、前野敏、屋田利雄、横井洋子、若林千津
尾張旭市長:谷口幸治
事務局:加藤和人、寺尾高志、岡田諭、小池勲、臼井武男
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懇談会の概要
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下記参照
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問い合わせ先
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企画部秘書広報課健康都市推進室
電話番号:0561-76-8101(直通)
e-mail:healthycity@city.owariasahi.lg.jp
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懇談会の概要
市長あいさつ
平成15年度から、市の重点施策の一つとして「健康づくりのまちづくり」をスタートしました。昨年6月のWHO西太平洋地域健康都市連合への加盟承認を経て、昨年度末には、本市が目指す「健康都市づくり」に取り組む背景、目標や推進プログラムの体系などを示した「尾張旭市健康都市プログラム」の本論編を健康課が中心になって策定しました。
現在は、本年4月に新たに設置しました健康都市推進室が中心になって、庁内に市の幹部で構成された「尾張旭市健康都市推進本部」や下部組織として各課の課長補佐や係長をメンバーとした「推進委員会」を立ち上げまして、「尾張旭市健康都市プログラム」の本論編の枝葉となる各論編の策定を進めているところです。
今回ご検討いただく「健康都市プログラム」は、本市の第四次総合計画の基本構想に基づき、「健康」という視点から、施策や事務事業を精査し、各課が連携して「健康都市づくり」に取り組んでいくための仕組みや道筋となるものです。
日頃から健康づくりをそれぞれのお立場で実践されている皆様から、貴重なご意見を賜るとともに、施策についてご協議、ご検討いただきたいと思っています。
(1)懇談会開催の趣旨等について
「健康都市に関する懇談会」開催要綱に基づき説明。
- 趣旨は、すべての市民がいつまでも健康で、安心して生活ができる健康都市を目指して実施する施策を推進することを目的として、健康都市に関する懇談会(以下「懇談会」という。)を開催することです。
- 所掌事務は、健康都市に係る施策の推進に関すること、及び健康増進活動についての情報交換に関することについて協議・検討を行うことです。
(2)座長の選出について
座長に伊藤雅一氏(名古屋産業大学教授)を選出。
(3)職務代理者の指名について
職務代理者に下岡博氏(市自治連合協議会)を指名。
(4)懇談会の開催方法等について
懇談会の運営に著しく支障を生ずるときを除いて原則公開となっている。公開となった場合は傍聴を認め、市ホームページで懇談会開催日10日前までに市民の方にお知らせしていくことになる。
→異議なしのため、次回より懇談会を公開する。
(5)健康都市プログラム(案)について
事務局から、健康都市プログラム(案)について説明
内容について協議を行い、次のとおり各構成員から意見が出された。
- このプログラムは多岐に渡っており、行政のあるべき姿が凝縮されている感がありますが、実施段階においては、決して特定の団体に限らず、如何に多くの団体と一緒に展開していくかが大切であると思います。
(事務局)我々としても、横の連携を図るべく、できるだけ多くの課に情報を発信していきたいと考えています。
- 「元気まる事業」については、受検結果を記録した手帳を作成・配布し、次回受検の目安の日を決めてはどうでしょうか。その方が継続性が高まると思います。
- 太極拳の教室については、市が推奨しているのであれば、年齢制限を撤廃し、もっと市民が受けやすくなるように機会も増やすべきだと思います。
- あさひ苑については、魅力的な食事付き日帰りプラン等を打ち出して、動員を図ってはどうでしょうか。最初は、月に1度、試験的に行ってみてはいかがですか。
- 趣味活動に係る団体について、自分が以前入会した団体は、さほど活発に活動されていませんでした。市が補助金を交付している団体については、活動内容等をチェックした方が良いと思います。
- 中学生海外派遣事業とは、どんな事業内容なのですか。教えてください。
(事務局)ご要望につきましては、各担当課に伝えておきます。また、各事業内容に係るご質問については、後ほど個別にお答えさせていただきます。
- 「健康都市づくりの3本柱」がありますが、そのタイトルと中身が合っていないと思います。
- たとえば、「寝たきりにさせないまちづくり」の中に、なぜ子どもに係る施策が入っているのか。「寝たきり」という言葉から「子ども」はなかなか連想できず、つながりがわかりにくいと思います。仮に、何らかの部分で関係しているという理由でここに挙げてあるのならば、子どもに限らず、壮年期世代も入れるべきではないでしょうか。
- 健康は概念的なものなので、各施策を結びつけて体系化することは難しいと思いますが、もう少し整理が必要ではないでしょうか。このまま3本柱にこだわらなくてはいけないのでしょうか。
(事務局)確かに、具体的な施策を個々に見ていきますと、違和感を感じるものもあるかと思います。しかしながら、「健康都市づくりの3本柱」は、既に昨年度において、健康都市プログラム本論編として策定したものであります。本年度は、その本論編で定めた体系を前提として、すべての事務事業を「健康」という視点で検討し、見直しや組み替えを行い、リーディングプランなどの肉付けを行って作業を進めてまいりました。
- 私は、子どもたちと接する立場にありますので、子どもの実態をお話させていただきますと、現代の子どもは、非常に深刻な健康問題を抱えています。子どもは、いずれは成人してお年寄りへと成長していきます。つまり、ここでいう「寝たきりにさせないまち」というのは、長い目で見て、子どものうちから、将来寝たきりにならないための仕組みをつくっていくということではないでしょうか。
- 私は、子どものことに触れてはいけないと言っているのではありません。1つの計画として、タイトルと中身の施策がマッチしていないのではないかということと、仮に子どもを「寝たきりにさせないまちづくり」に組み入れるなら、壮年期などすべての世代についても触れるべきではないかと感じています。
(座長)皆さんの意見を聞いておりますと、「寝たきりにさせないまちづくり」に、なぜ「子ども」が入るのかについては、コンセンサスが必要ですね。プログラムの中のどこかで、この点に係る定義づけを明記した方がよろしいと思います。
(事務局)このプログラムは、「健康」をキーワードにすべての既存事業を見直したもので、対象世代についても、非常に幅広く捉えております。それ故に、わかりにくい点につきましては、修正も含めて検討するようにいたします。
- 「総合型地域スポーツクラブ」のことが、このプログラムの中に出てこないと思いますが、どうなっているのでしょうか。既に、各市町村において育成することが決まっていますので気になります。
(事務局)「地域密着型スポーツ推進事業」という事業名称で載せております。プログラムには含まれておりますのでご了解ください。
- このプログラムは、あまりにも幅広く多くのことが載っていて、多岐にわたっているため、なかなかポイントがつかめません。
(事務局)確かに壮大な内容だと感じられるかも知れませんが、プログラムに載っている事業はすべて各課で取り組んでいるものばかりです。プログラムそのものはボリュームがあるのですが、来年1月に皆さんにお配りする予定のダイジェスト版では、極力わかりやすい内容、表現になるよう努めます。皆さんが内容についていろいろと意見を言われているところですが、この懇談会のスケジュール等、今後の進め方についてお話いただけないでしょうか。
(事務局)健康都市プログラムにつきましては、本年11月下旬から12月上旬までには、冊子としてまとめ終えたいと考えています。そして、来年1月には、ダイジェスト版を全戸配布させていただく予定です。
(座長)今後は、もう1回ディスカッションする場を設けていただけるのですか。
(事務局)もう一度、お集まりいただきたいと思います。構成員の皆さんには、このプログラム案を精読していただきまして、再度ご意見を賜りたいと思います。もちろん、ご質問等に関しましては、個別にも伺います。
- プログラムの中に「地産地消」の項がありますが、私は、もっと地元で取れたおいしい野菜を学校給食に取り入れられないだろうかと思っています。
(事務局)「農と食による健康増進」という取り組みの中で、給食センター等の関係する部署が連携して検討してまいりたいと思います。
- 私は、犯罪等が多発する昨今において、多くの人が生活に不安を感じていると思っていまして、気軽に相談できる窓口が市役所にあれば良いと考えます。
- 地域パトロールは実践されているのですが、もっと「見守りネット」のような行政側の取り組みを望んでいます。
(事務局)「見守りネット」とおっしゃいましたが、今後は、従来できなかったことも、関係するいろいろな部署が連携して、まさにネットワーク的な事業展開を検討していきたいと考えています。
(座長)様々な意見が出ましたが、この健康都市プログラムは、総合計画を基に、すべての事業を「健康」という視点で検討し、見直しや組み替えを行って、人とまちの健康づくりを目指す指針になるものだということです。言わば、市が主体となって、市民が健康に暮らすための「舞台づくり」をするということでしょう。
舞台の上で市民が実践するためには、縦から横への「庁内連携」だけでなく、もっと「地域連携」のイメージを色濃く打ち出していく必要があるのではないでしょうか。
「まるごとウォ―キング」の項がありますが、商工会が実施してみえる「エコウォ―キング」等の、市民活動をベースとして行われている事業との連携を検討されてはいかがでしょうか。
最後に、各構成員の方々は事務局に尋ねたいことがたくさんおありのようですので、次回の懇談会までに、個別に質問等を伺っていただくよう事務局にお願いします。
(6)その他
(事務局)個別に質問等を伺い、説明させていただきたい。また、次回の懇談会の日程はまだ決まっていないので、調整でき次第、連絡させていただきます。