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「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すため、環境省から発表されます。
熱中症警戒アラートが発表された際には、外出を控える、エアコンを使用する、クールシェアスポットを利用する等の熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
なお、実施期間は、令和5年4月26日から10月25日までです。
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方17時頃と当日早朝5時頃に都道府県ごとに発表されます。
「熱中症警戒アラートメール配信サービス」または「環境省のLINE公式アカウント」から配信を申し込めますのでご活用ください。
重症度 | 症状 |
---|---|
軽症(現場での応急処置が可能) |
めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗 |
中等症(病院への搬送が必要) |
頭痛、気分の不快、吐き気、おう吐、力が入らない、体がぐったりする(熱疲労、熱疲弊) |
重症(入院・集中治療の必要) |
意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい、高体温(熱射病) |
※ もし、熱中症が疑われる症状の人を見かけたら、落ち着いて状況を確かめて、対処しましょう。
・涼しい環境に避難させる
⇒エアコンのきいた室内または風通しのよい日陰やクールシェアスポット等で安静にしましょう。
・体から熱を放散させ冷やす
⇒衣服をゆるめ熱を逃がす、水を浴びる、風を送る、濡れタオルや氷のうで体(首の両付け根、脇の下、鼠径部)を冷やす等により、体温を下げる工夫をしましょう。
・自分で水分・塩分補給を促す
⇒意識がある際は、冷たい飲み物を持たせて、自分で飲んでもらいましょう。おう吐の際は、誤嚥の危険があるため、無理な摂取は控えましょう。
※アルコール、カフェインは尿量を増し、脱水が進む可能性があるので控えましょう。
なお、汗で失われた塩分も補給できる、スポーツドリンクや塩飴が最適です。
自力で水分補給ができない、ペットボトル飲料のフタを自力で開けられない等の意識障害が見られる場合は、救急車を呼ぶなど、すぐに病院に搬送しましょう。