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山の田の孝女
城山公園の東側に「山の田」という地名があります。このあたりには、「山の田の孝女(やまのたのこうじょ)」というお話が残っています。
山の田の孝女
「昔、このあたりに病気の母親をかかえた、ひとりの娘が住んでいました。娘の家の周りは「かんす田」と呼ばれるほど蚊の多いところで、夏にはたくさんの蚊に悩まされていました。夜に眠ることもできない母親を気づかい、娘は毎晩看病を続けましたが、減ることのない蚊の大群に困り果て、洞光院のご本尊のお釈迦さまにおすがりしました。すると、あれほどいた蚊がいなくなり、母親も元気になったということです。」
所在地
案内看板=尾張旭市新居町山の田3193(名古屋産業大学西)