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6月号特集「より安全・安心な救急活動を 新たな仕様の高規格救急自動車を導入」

ページID:0044135 更新日:2025年5月23日更新 印刷ページ表示

急病や交通事故などの非常時に頼りになる存在の救急車。本市では東海地方初となる、新たな仕様の救急車を導入しました。また、併せて「電動ストレッチャー」も新たに配備しました。今回は、そんな日々の安全・安心な暮らしを支える救急車と電動ストレッチャーを特集します。

新しい高規格救急自動車の写真新しい高規格救急自動車の背面写真

新たな仕様・特徴

  • 車内スペースを拡張し、救命活動の可能性を拡大
  • 救急隊員が必要とする安全性と使いやすさを追求
  • 電動ストレッチャーの搭載を可能にし、女性隊員の活躍を拡大
  • 隔壁の設置や空気を循環させることで感染症対策に配慮

救急隊員に聞いてみた!

消防署 山口消防士

山口消防士

Q.新たな仕様の救急車を導入した理由は?

A. 新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経験し、感染症対策の重要性を痛感しました。新たな仕様の救急車では、外に空気が漏れないように中の圧力を低くしている構造のため、外部への感染リスクが大幅に軽減されます。また、電動ストレッチャーの配備や同乗者に配慮した自動格納式ステップなどの機能により、より安全・安心な救急活動が可能です。

Q.実際に使用してみた感想は?

A.独自開発された板バネなどにより従来の救急車より車内の振動が少ないと感じています。 また、車内空間が広いため、救急車内で行う心肺蘇生などの処置を円滑に実施することができます。

新仕様を紹介!

車両内の写真

POINT01 両側アプローチ

活動スペースの拡張により、傷病者の両側からアプローチが可能

両側からアプローチしている写真

POINT02 2段ステップ

2段ステップを搭載したことにより、同乗者の負担を軽減

2段ステップの写真

POINT03 電動ストレッチャー

注目を集める電動ストレッチャー。詳細は、次の項目で

電動ストレッチャーの写真

POINT04 赤色灯

車両側面にも設置され、360度どの角度からでも見やすい

赤色灯の写真

POINT05 独立式メディカルシート

3点式シートベルトと座面跳ね上げ機能により、救命活動の安全と活動スペースの確保を両立

独立式メディカルシートの写真

POINT06 隔壁・空気循環

運転席と患者席を隔てる壁や車内における空気の循環に配慮することで、隊員と同乗者の感染症対策を実施

隔壁と空気循環を表す写真

より安全に運び より安心して乗ってもらえる 大注目の資器材 電動ストレッチャー

必要性を多くの自治体が感じている中、全国的に導入が少ない電動ストレッチャー。導入による、救急隊員の負担軽減、女性救急隊員の活躍推進などが期待されており、本市では新車両に合わせて初導入しました。

消防本部の電動ストレッチャーの導入状況及び電動ストレッチャーを必要とする理由を表す棒グラフ

Q&A

Q.電動ストレッチャーのメリットは?

A.従来のストレッチャーは、全て人力で操作するため、救急隊員の腰などにかかる負担が大きく、けがにもつながるリスクがありました。電動ストレッチャーでは、ストレッチャーの高さをボタン1つで調整が可能であり、救急隊員への身体的負担を大きく軽減できます。 また、安定した動作により傷病者に対して、より快適かつ安全な搬送が可能となります。

従来

従来のストレッチャーの写真従来のストレッチャーを使用して救急車に運び入れるの写真

傷病者の安全を確保しながら、あうんの呼吸でストレッチャーを操作

導入後

電動ストレッチャーを使用して傷病者を救急車内に運び入れる写真電動ストレッチャーの操作ボタンを写している写真

人力による動作が大幅に解消され、救急隊員、傷病者の双方に大きなメリット

インタビュー

消防署 岡部消防士

岡部消防士の写真

Q.電動ストレッチャーを使用してみた感想は?​

A.ストレッチャーの操作は複雑ではなく、とても簡単です。また、体格の大きな傷病者を搬送する際も安定し、出動時の不安がなくなりました。

一人ひとりの意識が一刻を争う命を救う 救急車の適正利用

本市では約8万4千人の人口に対し、4台の救急車で対応しており、台数に余裕がある状況ではありません。そのような状況の中、令和6年の救急出動件数は過去最多の4,075件で、10年前と比較すると約1.5倍も増加しています。救急需要がこのまま増え続けた場合、必要な人が救急車を利用できなくなる可能性があります。もう一度救急車の適正利用について、一人ひとりが意識する必要があります。

救急出動件数令和6年傷病程度別搬送者の割合を表す円グラフ

実際にあった不適切な通報事例

ケース1

体に異常はないが、薬がなくなりそうなので病院に連れていってほしい

ケース2

病院が混んでいるので、救急車なら優先的に診察してもらえると思い通報した

ケース3

家に食べ物がないので買ってきてほしい

ためらわずに通報してほしい症状の例

ためらわずに通報してほしい症状の例を表すイラスト

緊急を要する症状の一覧

詳細は、下記案内リーフレットで

案内リーフレット

救急車を呼ぶ目安に!症状の緊急度を素早く判定するアプリがあります

急な病気やけがをしたとき、該当する症状を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。

全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)<外部リンク>

 

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