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市長コラム「足下に泉あり!」2026年

ページID:0050045 更新日:2025年12月25日更新 印刷ページ表示

足下に泉あり

広報おわりあさひにて連載している市長のコラム「足下に泉あり!」を、ホームページでも紹介します!

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掲載内容

お祭りパワー(令和8年1月 vol.32)

 市が直接関与する大きなお祭りは、私が会長を務める尾張旭まつり実行委員会という組織で事業決定されています。さくらまつり、あさひ夏フェスタ、市民祭、農業まつりと、四季折々の祭りが該当します。

 市内では他にも各地域、神社やお寺でもさまざまな祭りが催されていて、例えば夏祭り・盆踊りですと、私が昨年参加しただけでも何と15件に上ります。

 周りを見渡せば、日本は祭りに溢れています。では、この情熱の源泉は何なのでしょう。祭りの語源は「祀る」です。古来、日本人は「八百万の神」、つまりは万物に神、人知を超えた大いなる神が宿ると信じてきました。

 日本の豊かな自然の恵みが、この信仰を産んだ要因であることは間違いありません。五穀豊穣と無病息災、家内安全。時代は変わっても、人々の願いは不変です。それらの根源的な祈りが、日本人の暮らしに祭りとして根付き、脈々と受け継がれてきたのです。また起源は、古事記に記された「天の岩戸隠れ」のどんちゃん騒ぎと言われていますから、もはや、日本人のDNAに刷り込まれているのですね。

 ちなみに、上代は祭政一致であった名残で、政治を「政」とも言います。共通項は、お祭りパワーです。

 人々の想いや祈りが、具体的な営みの姿となったものが「祭」。祭りという営みに人が集まり、繋がり、喜びを共有し、地域が結集する。伝統を糧にして、何か新しい未来が見える気がします。

 さて本市では、昨今の一番の懸念が夏の酷暑です。他にも、会場の手狭さによる群集事故リスク、少子超高齢化によるマンパワーの不足などなど。祭りを持続可能なものとするためには、現実を直視して、まだ余力がある今のうちに柔軟に対応しておく必要があります。人命最優先はもちろん、「楽しく健やかな暮らし」の実現を目指し、来年度に向けて、お祭りの充実・再編のための改革を進めてまいります。

市長コラムまつり

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