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皆さんは「予防救急」についてご存じですか?
救急車で搬送されるような病気やケガの中には、日常のちょっとした心がけで防げるものがあります。
救急車を呼ばなくてはならないような病気やケガを未然に防ぐために、日ごろから気をつけるポイントを知り、意識して行動することを「予防救急」といいます。
尾張旭市消防本部では、これまでの救急出動のデータを集めてみました。
「どのような人が?」「どのような病気やケガを?」「どこで発生しやすいのか?」を知ってもらい、「どうしたら防げるのか?」を市民のみなさまに知ってもらい、実践していただくことが、予防救急に繋がります。
こちらでは、市民の皆様に「予防救急」を実践してもらえるように普及活動に力を入れて取り組んでいきます。
予防できる病気やケガについて、まとめてみました。
各項目のイラストをクリックすると、予防方法や市内での発生状況等の詳細が確認できますのでご覧ください。
熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもある病気です。
転倒やケガによる救急要請のことを救急種別では、「一般負傷」といいます。
転倒やケガによる救急要請は、日ごろから気を付けることで防ぐことができ、予防救急の取り組みとして大きな効果が見込める事案です。
ヒートショックとは、急激な気温差に身体がさらされることにより、血圧が激しく上下して、主に心臓や脳などの主要臓器や血管などに負荷がかかり、健康被害を引き起こすショック症状のことをいいます。
消費者庁によると、近年では「交通事故」による死亡者数よりも多く、冬季を中心に多く発生するといわれています。
また、発生場所は主に急激な気温差が発生しやすい、浴室での事故が多く、尾張旭市でも、冬季による浴室内での意識消失や心肺停止による救急事案は増加傾向となっています。
窒息・誤嚥は、食べ物や異物が気道(空気の通り道)に詰まり呼吸ができなくなる状態で、死に繋がるとても危険な状態です。
窒息・誤嚥事故は、高齢者や乳幼児に多く発生し、一年を通じて起こります。窒息・誤嚥による死亡事故を防ぐために、一番大切なことは、「予防すること」です。
窒息時の対処方法(1歳未満) [PDFファイル/272KB]
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