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皆さんは「予防救急」についてご存じですか?
救急車で搬送されるような病気やケガの中には、日常のちょっとした心がけで防げるものがあります。
救急車を呼ばなくてはならないような病気やケガを未然に防ぐために、日ごろから気をつけるポイントを知り、意識して行動することを「予防救急」といいます。
尾張旭市消防本部では、これまでの救急出動のデータを集めてみました。
「どのような人が?」「どのような病気やケガを?」「どこで発生しやすいのか?」を知ってもらい、「どうしたら防げるのか?」を市民のみなさまに知ってもらい、実践していただくことが、予防救急に繋がります。
こちらでは、市民の皆様に「予防救急」を実践してもらえるように普及活動に力を入れて取り組んでいきます。
熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
1、扇風機やエアコンで温度をこまめに調整
2、遮光カーテン、すだれ、打ち水を
3、外出時には日傘や帽子を着用
4、天気のよい日は日陰の利用、こまめな休憩
5、吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣服を着用
6、保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
1、めまい
2、立ちくらみ
3、頭痛
4、嘔吐
5、倦怠感
1、エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難する。
2、衣服をゆるめ、からだを冷やす。(首周り、脇の下、足の付け根など)
3、水分、塩分、経口補水液などを補給する。
自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼びましょう!
熱中症で救急搬送された方のデータをまとめました。
熱中症は、8月頃に住居で多く発生し、特に高齢者(65歳以上)の救急搬送が多くあります。
また、過去には、熱中症による死亡例も発生しています。
高齢者だけでなく、少年、成人等でも発生していることから、全世代で熱中症予防を実施していくことが大切となります。
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