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令和6年11月19日(火曜日)に訪問し、小学6年生(85名)と「ずっと住みたくなる尾張旭にするためには」というお題で意見交換を行いました。
「施設・お店など」「交通防犯」「イベントなど」の3つのテーマについて、6年生から意見・提案をいただきました。
テーマ |
意見・提案 | 市長コメント | |
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1 | 施設・お店など | 室内レジャー施設を作ることで、体を動かして健康都市にもつながる。 | 現在三郷駅前再開発をスタートさせている。いろいろな人たちが意見を出し合ってどんな施設を作るか、誰を対象にしていくかなどを議論している。 |
勉強スペースがあると集中して勉強することができる。 | 自習室が図書館や地区公民館に整備されている。ぜひ活用してもらいたい。 | ||
周辺に博物館がないので作ることで市外からも人がくる。 | スカイワードあさひ3階には歴史民俗フロアがあり、尾張旭の文化や歴史が展示されている。また、定期的に企画展を開催し様々な展示を行っているので見に行ってほしい。 | ||
尾張旭市の特産のみを使った飲食店を作って特産品を知ってもらえるようにする。 | 市内の飲食店の方が、特産品である紅茶やいちじくなどを使った食べ物を作って尾張旭へみんなにきてもらう企画である旭色の第4弾がスタートした。 | ||
大きいショッピングモールがあると便利になる。 | 大きいショッピングモールもほしいと思っている。将来の夢として持っていたい。三郷の再開発で商業施設も入るため、楽しみにしていてほしい。 | ||
2 | 交通防犯 | 中学校の自転車通学を全校許可する。 | 自転車通学は事故が多い。交通量や道路状況なども考えながら許可をしていかなければならない。 |
街灯をつけたり防犯カメラを設置したりして犯罪がない街にする。 | 地域の防犯灯や防犯カメラは自治会・町内会などが設置しており、市から補助金を出して推進している。 | ||
矢田川沿いの整備をする。 | 矢田川は、自転車も通ることができる遊歩道を整備しているところである。今後は、矢田川をサイクリングロードを含めた河川敷の活用を検討している。また、様々なイベントも開催する予定なのでぜひ参加してほしい。 | ||
あさぴー号の路線と時間帯を増やして高齢者がどこへでも行けるようにする。 | あさぴー号をもっと増発したいが、運転手不足や労働時間の問題がある。事業者と力を合わせながら、充実できるようにしていきたい。 | ||
信号機の設置を増やして飛び出し防止をする。 | 適切な場所に信号機を設置できるよう、守山警察署に要望をしていく。みんながルールを守ってくれることも重要な安全対策だから交通ルールを守っていってほしい。 | ||
3 | イベントなど | 尾張旭の花火大会を復活させてほしい。 | 花火大会は各地で中止している。人が集まりすぎて苦情につながったり、ごみの問題があったりする。その中で、今年のあさひ夏フェスタでは、初めて商工会の方々が手筒花火を行い、大いににぎわった。 |
紅茶を使ってもっと街をPRする。 | 先日、紅茶フェスティバルが開催され、紅茶バザールやセミナーなどの催しで「おいしい紅茶のまち」をPRした。日本紅茶協会認定店が15店舗となり、これは日本一の多さ。これから積極的にPRしていきたい。 | ||
特産品や自然をアピールできる場をもっとたくさん設けて知ってもらう。 | 旭色を毎年リニューアルしながら知恵を絞ってPRしている。あさぴーを含めてもっとアピールできる機会を創出していきたい。これからあさぴートレインも走るため、ぜひ乗ってもらいたい。 | ||
街をきれいにするイベントを開催する。 | 毎年市内全域で実施される「ごみゼロ運動」や、ボランティアで行う清掃活動を市が支援する「アダプトプログラム」など、街をきれいにする活動が市内で行われている。 | ||
小学生が行けるようなイベントをもっと増やして活気づける。 | 盆踊りやどんど焼きなどを行うなど、活気づけできるようにしていきたい。 |
今年の元日の能登半島地震があり、尾張旭市は輪島市と災害協定を結んでいて、お互いに災害時は助け合いましょうと約束していた。尾張旭市は独自の支援として寄付金を集め、3カ月で1,620万円も集まり、輪島市長さんに直接目録としてお渡ししてきた。さらに先日の能登半島豪雨もあり、職員を長期派遣して復興のお手伝いをしている。小学生の皆さんも積極的に募金をしてくれ、その優しさがとても誇らしい気持ちになりました。ぜひそうした気持ちを忘れずに成長していってもらいたいです。
今年から新しい総合計画をスタートさせ、尾張旭の目指すまちの未来像「幸せつむぐ 笑顔あふれる 尾張旭」をテーマにしました。
皆さんはこれから中学生になります。楽しみという人もいれば少し不安だという人もいると思います。皆さんに平等にあるのは、「時間」だと思う。その時間をどう生きていくかが皆さん自身に託された課題だと思います。どんどん前へ駆け足で進んでいく人もいいと思います。もし迷ったり悩んだりしたら立ち止まってください。無理して進む必要はありません。一歩下がってもいいです。ゆっくりと考えてください。最後に一歩踏み出してもらえれば大丈夫です。皆さんには膨大な時間が残されています。何度でもやり直せる無限の可能性があります。
「成功」の反対は「何もやらないこと」です。皆さんにはチャレンジをしてほしいです。一人でやらなくていいです。お父さんお母さん、友だちや先生に相談してください。最後に自分で決めて一歩前に進んでもらいたいです。チャレンジしてこそ何かが始まります。そうして将来、尾張旭、日本、世界を支える人材に育ってほしいです。
令和6年6月26日(水曜日)に訪問し、小学6年生(58名)と「ずっと住みたくなる尾張旭にするためには」というお題で意見交換を行いました。
意見交換前に、校長先生に校内を案内いただき、授業を見学しました。
「公園」「イベント」「交通」「特産品」の4つのテーマについて、6年生から意見・提案をいただきました。
テーマ |
意見・提案 | 市長コメント | |
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1 | 公園 | 遊具をもっと作ってほしい。 | ・公園は小さい子ども・小学生・高齢者など対象者によって希望される遊具などが違うため、限られた敷地の中でどのような公園を作るのか、ターゲットを誰に絞るのか、非常に難しい。 ・使えるお金を振り分けて、行政として皆さんの生活をどうやって支えていくか、知恵を絞って考えている。遊具も希望どおりにすぐ作ることはできないが、要望に応えられるよう努力はしていきたい。 |
激しいアトラクションのような遊具が欲しい。 | |||
2 | イベント | もっとマスコットキャラクターや有名人が来るイベントを開催してほしい。 | ・今年はあさぴーが20周年を迎えるため、色んなイベント開催を考えている。市民祭でも他の自治体のゆるキャラとのコラボも検討している。 ・市ふるさと大使のTOMOさんに子どもたちと一緒に踊れるダンスを作ってもらっているので、完成したら披露したい。 |
工作や化学実験とかの体験ができるイベントを開催してほしい。 | ・ゼロから物を作るという体験ではないかもしれないが、少し手を加えると完成する体験ができるイベントはいろんな所で実施している。 ・いろんな体験を集めたイベントも実施できないか、今後検討していきたい。 |
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3 | 交通 | 踏切がないところに踏切を付けてほしい。 | ・踏切はとても重要だが、交通を遮断することにもなる。また、生活道路でほとんど人が通らない小さい道は設置していない所もある。 ・バランスを考えて設置しているが、安全性を考えると設置は必要と思う。 |
デコボコしている道路を直してほしい。 | ・補修しても次から次へと古くなる箇所が出てくるが、道路がデコボコしていると事故にもつながりかねないので、お金をかけてしっかりと補修していきたい。 | ||
駅が少ないので、増やしてほしい。 | ・尾張旭駅を真ん中とすると、市境まで約2.6km。その中に、4つの駅がある。 ・駅が少ないと感じる方がいるのであれば、駅まで行きやすくするような対策を検討していく必要はあると考えている。 |
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4 | 特産品 | いちじくを使った製品を作ってほしい。 | ・今「旭色プロジェクト」でいちじくを使った商品をいろんなお店に作ってもらっていて、今後も増やしていきたいと考えている。 ・お店にあさぴーのシールが貼ってあるお店は、いちじくや紅茶を使ったオリジナルの商品があるので、ぜひ行ってみてほしい。 ・ふるさと納税で以前いちじくも出していたが、人気がありすぎて売れてしまうため、今はふるさと納税に回せる分がない。 ・若い生産者も出てきているため、まずは農家の方にいちじくをたくさん作ってもらって、尾張旭市だけではなく市外の方にもたくさん食べてもらいたいと考えている。 |
ひまわり畑を作ってほしい。 | ・市長に就任した時から作りたいと思っているが、過去にうまくいかなった経緯がある。 ・市の花でもあるため、研究してまたチャレンジしたいと考えている。 |
今年の元日の能登半島地震があり、多くの方が亡くなられて今も困難な生活を送っている方がたくさんいる。尾張旭市は輪島市と災害協定を結んでいて、お互いに災害時は助け合いましょうと約束していた。国からの要請で水のタンク車や消防職員の派遣なども行うと同時に、独自の支援として寄付金を集めた。この小学校でも募金活動をしてくれて、感謝している。3カ月で集まった1,620万円と市からの100万円を、3月27日に輪島市長さんに直接目録としてお渡ししてきた。学校の募金活動は、子どもたちが提案してくれて実施されたと聞いている。自発的に手を挙げて困った人たちを助けようとしてくれたことに、感動した。輪島市長に渡すときは、とても誇らしい気持ちだった。そのような気持ちが市民の皆さんにある限り、尾張旭市は大丈夫ではないかと思う。また、この渋川小学校は、トンガ王国が火山被害を受けたときに積極的に募金活動をしてくれて、当時の4年生が主体となってメッセージを書いてくれた。皆さんの善意が垣間見えた。そのような街であることをとても嬉しく、誇らしく思う。
尾張旭市は、民間の調査「住み続けたいランキング」で愛知県の中で6位。「災害に強い街ランキング」では、4位。満足度は高い街であるとは思われるので、今後も皆さんが住みやすい街となるよう、皆さんが大きくなって他の地域に出たとしても、終の棲家として尾張旭市を選んで戻ってきてもらえるよう、今のうちに良い街にしていきたい。そして、いつまでも困った人を助けられる温かい気持ちを持った街であってほしいと思う。
皆さんは来年は中学生になり、新しい階段のステップを上がっていく。夢を持っている子も、不安に思っている子もいると思う。皆さんに平等にあるのは、「時間」だと思う。これから悲しいこと、悔しいことがたくさんあると思うが、長く苦しむことはない。ゼロからやり直せる無限の可能性がある。それだけは忘れず、これからの人生頑張って生きていってほしいと思う。