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AEDについて

ページID:0016809 更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示

AEDとは

”Automatedexternaldefibrillator”の頭文字をとったもので
自動体外式除細動器ともいいます。

心臓突然死

心臓が突然停止の状態となり死に至る病気です。
しばしば”心室細動”(※1)という重症の不整脈により引き起こされ
日本における年間死亡者数は年々増加傾向にあります。
これらの重症不整脈の唯一の治療法が電気ショックによる除細動であり
そのために開発されたのが”AED”なのです。
※1心臓の筋肉が無秩序に細かく痙攣するため
心臓からの血液の拍出は完全に停止し
急速に死に至るきわめて危険な不整脈です。

AEDの歴史

1947年に開発され、その後の軽量化・小型化等の改良が進められてきました。
1990年代アメリカでは航空会社が空港ターミナル・航空機内に設置したのをはじめ、
ラスベガスのカジノでは警備員によるAEDを使用した除細動が試みられました。
近年アメリカの空港では60~90秒も歩けばAEDが手に入るといわれています。
日本では従前、医師または医師の指示を受けた看護師・救急救命士のみに
その使用が認められていましたが
平成16年7月に一般市民にもAEDが使用できるようになり(※2)
今後さまざまな施設に設置され普及していくことが期待されています。
AED設置登録施設一覧(リンク)
あさひAEDサポート(リンク)
※2厚生労働省が設置した
「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会」
報告書に基づいています。

AEDを持って立っている救急隊員
​大きさはA4サイズのノートパソコン程度
重量は2~3kg程度で持ち運びも楽々!

AEDの操作方法

1.電源を入れる

フタを開けると自動的に電源が入る機種もあります。​
AEDの電源を入れている救急隊員

2.電極パッドを貼る

電極パッドには貼る位置が描かれていますので、絵のとおり胸の右上(鎖骨の下)及び
胸の左下側(脇の下の5~8cm下、乳頭の斜め下)の位置に貼り付けます。
※胸が汗や水で濡れている場合はタオル等で拭き取ります。
傷病者にAEDパッドをはる救急隊員

3.心電図の解析

電極パッドを貼り付けると「体から離れてください。」などの音声メッセージが流れ、
心電図の解析を始めます。この際、誰も傷病者に触れないように注意してください。
解析後、電気ショックを行う必要がある場合は「ショックが必要です。」、
必要がないと解析した場合は「ショックは不要です。」などの音声メッセージが流れます。
ショックが不要と解析された場合は直ちに胸骨圧迫を再開してください。

4.ショックボタンを押す

AEDが電気ショックが必要と解析した場合、
「ショックが必要です。」といった音声メッセージとともに自動的に充電を始めます。
充電が完了すると「ショックボタンを押してください。」
といった音声メッセージが流れますので、
誰も傷病者に触れていないことを確認した後、ショックボタンを押します。
AEDのショックボタンを押す救急隊員

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