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令和6年度尾張旭市自治会等活動促進助成事業中間報告会
令和6年度尾張旭市自治会等活動促進助成事業中間報告会
概要
尾張旭市では豊かな地域社会の形成と健全な発展を図ることを目的に、連合自治会、自治会及び町内会の地域活動にかかる費用を助成する自治会等活動促進助成事業を行っています。
各団体での課題解決への参考となるよう、今年度交付決定となった各団体から、取組を紹介いただく中間報告会を開催し、活動報告をいただきました。
開催日時
令和7年1月25日(土曜日)
午前10時から正午まで
開催場所
中央公民館 3階 302会議室
尾張旭市東大道町山の内2410番地2
各申請団体及び申請内容について
令和6年度は、4団体からの申請を受理し、交付決定いたしました。
申請内容の詳細は、「令和6年度自治会等活動促進助成事業プレゼンテーション結果について」をご確認ください。
中間報告会での報告内容
※ 発表資料や内容の詳細に関しましては、市民活動課窓口にてご紹介いたします。
1.旭台自治会
事業名称
「グリーンステーション」推進とまちボラ参加増強
事業区分
環境保全・美化に関する事業
事業の目的
「まちづくり活動」の2つのテーマ「まちの形を推進する活動」と「地域交流を促進する活動」を推進することで「自分のまちは自分で保全する」考えを高めます。
期待される効果
- 女性地域交流活性や高齢支援などが活発になります。
- 年齢・体調に合致した「まち活動」が提供できるようになります。
事業内容
- 事業の狙いや内容を知って頂く為、随時「会報」の作成、発信。
- 「グリーンステーション」の充実。
- 掲示板推進での「住民参加と継続の仕組み」を明確化。
「まち環境部会」=まちの形活動 「健康福祉部会」=住民参加の活動を協働推進「総務部会」=報告・会報発行活動
各役割の理解と協働を推進します。
事業内容の報告
今年度は、「まちの形を推進する活動」と「地域交流を促進する活動」を推進することで「自分のまちは自分で保全する」考えを高めていく視点から「まちづくり」の1つである「旭台第1公園」のリニューアルを市と連携し、行ったことについて、報告をいただきました。
旭台自治会では、公園のリニューアルにあたり、どんな公園にしたいのか、どのような機能が必要なのか等を自治会内で意見を出し合い、公園の改修に向けた協議を行い、公園を利用する住民の声を体現できるよう、まさに自分たちの「まちづくり」を実践されてきました。
公園の改修途中では「皆の公園大会」が開催され、公園愛護の啓発が行われました。公園の安全性や快適性を保つため、チェックシートを作成し、利用者が自分達で確認し、声を集約できる仕組みを整え、「住民1人1人が「まちづくり」の一員である」との認識がされるよう努められています。
公園に限らず旭台地区においては、桜の木の並木道整備事業など、これまでの旭台自治会の「まちづくり」の取組を会報とし作成し、住民への地域活動の理解促進を進められています。
※ 会報については、市民活動課にても参照いただくことが可能です。窓口でお声かけください。
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2.旭丘連合自治会
事業名称
地域で育てるがおかっ子
~がおかホリデーチャレンジを通した取り組み~
事業区分
地域活力の向上に関する事業
事業の目的
地域の子どもたちが体験の幅を広げる機会として講座に参加し、講座の楽しさを体験するとともに、地域の大人との関りを深め、地域の一員であることを体験的に自覚することを目的とします。
期待される効果
地域を身近に感じ、大切に思う心を醸成することにより、将来の地域活動の担い手の育成の第一歩となることを期待します。
事業内容
子どもたちに体験型講座を開催します。
「こどもホスト」「親子ホスト」として、こどもたちにも運営協力をいただきます。
【がおかホリデーチャレンジ】
がおかホリデーチャレンジ開催一覧 [PDFファイル/909KB]
事業内容の報告
企画された講座「がおかホリデーチャレンジ」の参加状況の活動状況の報告をいただきました。計14講座から中間報告会時までに開催された講座で保護者を含め、448人が講座に参加されたのこと。
児童向け広報誌の作成にも力をいれており、各講座に参加した子どもたちの様子がよく分かり、子どもたちが「私も参加したい」と参加者が集まってくる状況だったとのことです。
また大人と一緒に子どもたちにも地域を作ってほしいという思いから、「こどもホスト」を募り、一部事業で運営協力をいただくことを実施し、地域行事への参加から事業継続等、今後の発展性向上に向けて取組まれました。またこの取組から派生し、子どもたちが主体でイベントを企画する「わくわくプロジェクト」が立ち上げられました。
3.吉岡町自治会
事業名称
あなたも町隊の一員です
ー主体的な活動を取り入れた防災訓練を通してー
事業区分
安全・安心なまちづくりに関する事業
事業の目的
地域防災活動を通した「地域防災力の向上」
期待される効果
大規模災害時に自主防災組織である町隊が機能できます。
事業内容
自治会内で町隊を結成し、各隊ごとに役割を振り分けます。
町隊が機能できる様に町内独自の防災訓練を行います。
※ 実地予定日 令和7年2月2日
事業内容の報告
実施予定の防災訓練が中間報告会後であったため、開催に向けた準備や状況を報告いただきました。
吉岡町自治会では、災害への備えとして、自治会内で町隊を組織し、災害時に備えられるようにしています。
「防災推進員会」を中心に、回覧版にて、「よしおか☆ぼうさい」を回覧し、活動内容の周知や災害時に役立つ情報を展開されています。
先に実施された瑞鳳連合自治会の防災訓練の際に、吉岡町自治会では、安否札の掲示を町内会の未加入者へも参加を呼びかけたところ、非加入世帯でも39世帯の掲示があったとのことでした。近年、町内会への加入世帯が減少していますが、この事業により「防災」の活動をきっかけに、非加入世帯へのつながりを模索できるのではないかと報告いただきました。
4.山の手自治会
事業名称
自治会内の電子化導入
事業区分
自治会等活動の電子化に関する事業
事業の目的
- 自治会での情報伝達と素早い通知を行います。
- 担当役員の負担軽減を行い、全体の効率化を図ります。
期待される効果
- 瞬時にイベント参加者を集計し、把握することができます。
- 紙による回覧を減少し、組長等の負担を軽減します。
- 高齢者などへの電子化普及をすることで、暮らしを豊かにすると共に、電子化をきっかけに地域の方たち同士の交流の機会を創出します。
事業内容
- 山の手集会所のWi-Fi環境構築
- 回覧板の一部電子化
- 高齢者向けの講習会の開催(スマホ等の扱い方について等)
事業内容の報告
山の手自治会内での電子化導入の取組について、実施されたことを報告いただきました。
山の手自治会では、⑴ 何を中心にとらえたか、⑵どのように環境を整えたか、⑶ どのような方法で周知をすすめたか、⑷ どこまで進めたか を整理し、取組をすすめられました。
デジタル化を進めるにあたり、「山の手自治会のホームページ」<外部リンク>を作成されました。ホームページでは、山の手自治会の関連団体も活動状況を公開できるよう整え、地域での様々な取組が紹介されています。催し物の情報とその催しに申込ができるフォームを用意したりと、工夫されています。
また目に見えるデジタル機器として大型モニターを集会所へ配備し、集会所利用者の目に留まるようにされています。このモニターを活用しながらデジタル化へ抵抗感があるシニア層をターゲットに簡単スマホ勉強会を開催し、スマートフォンを使用して日常的にできる便利なこと(地図アプリの見方や写真の共有の仕方など)を伝え、楽しくデジタル化に対しての抵抗感を無くしていく取組がされました。
日常生活の中でも、スマートフォンの利用でより便利な暮らしができる場面が増えてきています。日ごろの生活と絡めながら、楽しく、新しい方法に馴染んでいけるような取組が報告されました。
※ わたしたちの地域の活動を紹介します または 自治会等活動レポート にて紹介中
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「グループ座談会」の開催
中間報告をいただいたのち、グループに分かれ座談会を行いました。
各グループでは、中間報告があった内容について、より詳細をお伺いしたり、自団体を照らし合わせ、自団体で生かすことのできることなどの聞き取りがされていました。
各団体で考え方が異なること部分もあり、様々な視点からの意見交換がされていました。