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消火器の正しい知識を身に付けよう

ページID:0002588 更新日:2024年5月14日更新 印刷ページ表示

消火器

消火器について

老朽化消火器の取扱いに注意!

老朽化し腐敗した消火器の破裂事故が平成20年以降毎年のように発生しています。人的被害は負傷や最悪死にいたることもありますので、下記「消火器の正しい知識を身につけよう」をよく読み取扱いに注意してください。

消火器の規格・点検基準が改正されました!

近年、点検せずに長期間放置された古い消火器を操作、廃棄処理しようとした際に消火器が破裂し、ケガをする事故が発生しています。事故防止の安全対策として安全上の注意事項等の表示、製造から10年を経過した物の耐圧性能点検が法律で義務付けられました。古い消火器を所有している方は使用せずに、点検または買い替えてください。
※点検が義務付けられているのは、消防法で設置が義務付けされている業務用消火器です。ご自宅に火災予防のため任意に設置された消火器は業務用・住宅用を問わず点検の義務はありませんが、古い消火器を使用するのは危険なので、耐用年数(消火器に表示されています。)を経過した消火器は点検または買い替えてください。

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消火器の規格・点検基準の画像1

消火器の規格・点検基準の画像2

※消火器の改正について[PDFファイル/1.49MB]

消火器の正しい知識を身につけよう!

  1. 屋内に設置する場合は容易に持ち出せる場所で、高温多湿な場所を避けましょう。
  2. 風雨にさらされる屋外に設置する場合は、格納箱に入れるなど工夫してください。
  3. 消火器の耐用年数や使用期限などは種類によって様々なので詳細は消火器を見て確認してください。
  4. 老朽化した消火器を分解したり、薬剤を放出したりするのはやめてください。また新しくてもサビやキズの見られる消火器や変形している消火器は、容器が破裂する危険性が高いので注意してください。

消火器の種類

  • 消火器には様々な種類があります。大きく分けると、消防法で設置が義務化されている建物に設置された「業務用消火器」、戸建の住宅など任意で設置された「住宅用消火器」があります。
  • 業務用消火器の中で今一番普及されているのは粉の出る「粉末消火器」、他には液体の出る「強化液消火器」などがあります。
  • 消火器によって利点欠点があります。下記表に普及率の高い粉末消火器と強化液消火器の違いを記載しますので、購入時の際参考にしてください。

 

粉末消火器

強化液消火器

価格

安い

高い

消火方法

窒息消火

窒息消火及び冷却消火

効果的な火災

燃えている物の表面を覆って消火することから、特に油の火災や電気の火災に効果的ですが、粉が部屋一面に広がってしまうなど、後処理に手間がかかってしまう。

液体で消火することから表面を覆うだけでなく、布団など、物の内部が燃えているような火災や、天ぷら油の火災には油の温度を下げる効果もあることから、住宅内での火災には粉末消火器より効果的なことが多い。

電気製品にかけると感電等の恐れもあるため注意が必要。

強化液消火器でも一部天ぷらの油火災に有効でない物もあるので、消火器本体の表示を見て適応しているかどうか確認してください。

消火器の使い方

消火器の使い方の画像

  1. 安全ピン(消火器上部についている黄色いピン)を引き抜く。
  2. ホースをはずし(ホースの先端を持つとはずしやすいです)火元に向ける。
  3. レバーを強くにぎる(消火器を地面に置いて、レバーを押しても大丈夫です)。

これだけのことで消火薬剤が放射されます。消火のポイントとして、まずあわてないこと。そして、真っ赤な炎に惑わされないことです。(屋内であれば、天井に火が燃え移る前なら消火器で消火することができます。)
姿勢を低くして火元を見きわめ、手前から消火します。
屋外など、風のあるときは風上から消火します。

消火器の使い方(動画)<外部リンク>

エアゾール式簡易消火具について

エアゾール式簡易消火具は、住宅内の火災に対する初期消火の有効性、消火剤等に対する人体への安全性などについて、消火器とは別に技術基準が定められています。構造はヘアスプレー等とほとんど同じ構造で、消火器よりも軽いため、とても取り扱い易いですが、家庭内で時折発生する天ぷら鍋、石油ストーブ、くずかごなどの火災のごく初期段階に対して一定の消火効果しかありません。購入する際には適応火災の絵表示を確認して、自分の目的にあった物を購入してください。

エアゾール式簡易消火具の破裂事故について

市内では平成24年4月22日に発生しました、ヤマトプロテック株式会社が製造したエアゾール式簡易消火具の一部商品において、製造工程上の不具合が原因で、液漏れや亀裂・破裂が起こる事故が全国で発生しています。今年は対象商品以外の商品も、品質保証期間の製造年から10年が経過したことから、老朽化による事故の恐れや、気温の上昇とともに事故が増加する傾向も見受けられますので、ヤマトプロテック社製のエアゾール式簡易消火具がご自宅にある方は、同社に連絡するかまたは下記URLから該当ページにて確認をし、廃棄処分をお願いします。

ヤマトプロテック株式会社相談窓口0120-801-084(受付時間9時00分~17時00分土曜日・日曜日・祝祭日を除く)

夜間ダイヤル072-361-2101(受付時間平日17時00分以降及び土曜日・日曜日・祝祭日)

写真:簡易消火具の破裂した様子

消火器の廃棄について~リサイクルシステムについて~

市では消火器の廃棄・回収等を行っていません。2010年から消火器を処分する際はリサイクルシステムが運用されています。(社)日本消火器工業会が地域の販売代理店(特定窓口)と協力してこのリサイクルシステムを運用していますので、消火器の廃棄・回収等の際にはお近くの窓口へお問い合わせください。
窓口の検索 株式会社消火器リサイクル推進センター該当ページ<外部リンク>

消火器の廃棄についてリサイクルシステムの画像

廃棄の際にはリサイクルシールが必要です。この他にも回収業者の運搬費用や保管費用が別に必要となる場合がありますので料金は窓口へお問い合わせください。

リサイクルシール見本

リサイクルシールが貼られていない消火器

2010年以降に製造された消火器

リサイクルシールが貼られていない消火器の画像

2010年以降に製造された消火器の画像

【リサイクルシステムに関する問い合わせ先】
(社団法人日本消火器工業会代理)
株式会社消火器リサイクル推進センターTel03-5829-6773
(受付時間:9時00分~17時00分ただし、土曜日・日曜日・祝日、休日及12時00分~13時00分を除く)
ホームページアドレスhttp://www.ferpc.jp<外部リンク>

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