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市には、消防士だけでなく、防火意識を高め、安全・安心を守るために活躍するたくさんの地域のかたがいます。今回は、さまざまな世代のかたが活動している、少年少女消防団・消防団・女性消防クラブを特集します。
令和5年は、全国的に出火件数が増加していますが、本市では、毎年少ない件数を維持しており、地域の活動が実を結んでいることがうかがえます。
命や暮らしを守ることの大切さを学び、考え行動し、災害発生時の適切な対応を目指して活動しています。地域と関わりを持ち、消防関係者とも交流することで、地域社会への貢献や人間形成の育成にもつながります。現在、69人のかたが活躍しています。
問い合わせ先/消防総務課 Tel 51-0861
対 象/市内在住・在学の小学5年~高校3年生
活 動/月に1・2回程度、土・日曜日中心
4月●入団式
5月●消防団観閲式での訓練披露
7月●水防訓練(消防団と連携) …土のう作りや土のう積みなど ●花火講習会
8月●防災施設見学会
9月●全国少年消防クラブ交流大会
10月●総合防災訓練 …来場者へ初期消火方法の指導 ●市民消防ひろば
11月●秋の火災予防運動 …街頭啓発 ●合同消防訓練
1月●消防出初め式
2月●少年少女消防団体験
3月●春の火災予防運動 …消防車両による啓発
県で837あるクラブから1クラブだけ受賞できる賞で、平成25年から10年間の火災予防啓発活動などが高く評価され、昨年10月に受賞しました。
当時の写真
小学生の時、何か続けたくて、少年少女消防団に入団しました。消火器の使い方など、普段経験できないことを学べたり、違う小学校の友達ができたり、中学生になるとより消防の大切さを感じるようにもなりました。消防署員のかたなど、いろいろな世代のかたと活動できる楽しさがあり、部活動と並行しながら、最後まで、無理なく続けられました。
また、イベントなどで、多くの人へ啓発活動や消火指導などをするため、人と話すことが好きになりました。どう伝えたら分かりやすいか、人への教え方を学ぶこともできて、大学生活でもとても役に立っています。
現在は、少年少女消防団で培った知識や経験を生かして、消防団員として活動しています。地元へ貢献できていたらうれしいですし、これからも続けていきたいです。
佐藤 祐貴人さん
消防本部や消防署と同じく、消防組織法に基づき設置される消防機関で、団員は非常勤特別職の地方公務員となります。大学生や会社員、自営業のかたなど、現在、122人のかたが活躍しています。
消防団は、市内を6つに分け、各地域に配置されています。各消防団施設に、消防ポンプ自動車など消防資機材が配備され、地域で発生した火災などにすぐに駆けつけられるよう、 毎月2回点検・整備をしています。
5月●消防団観閲式…市長による消防団などの視察
7月●県消防操法大会 ●水防訓練
10月●総合防災訓練 …倒壊家屋救出訓練 ●市民消防ひろば
11月●秋の火災予防運動 …街頭啓発 ●合同消防訓練
12月●年末夜警
1月●消防出初め式 ●街頭啓発
3月●春の火災予防運動 …消防車両による啓発 ●合同消防訓練
消防士になりたくて、就職説明会で消防団の存在を知り入団しました。消防の知識などを学べ、実際に災害時の活動・訓練に参加しています。普段関わらない世代のかたとコミュニケーションを取ることもでき楽しいです。
県消防操法大会でも、消防士のかた、出場したことのある消防団員のかたが教えてくださりとても勉強になりましたし、いろいろな分団のかたが準備などサポートしてくださり、地域の温かさを感じました。
また、活動をしていると、女性の消防団員の必要性を感じるときがあります。やはり災害の現場では、女性の人に寄り添える女性団員がいることはとても大切だと思います。自分の地域には私以外に女性団員はいませんが、分団を越えた交流もあります。また、女性だから活動しづらいと感じたことはありません。消防団は、性別問わず活動できる場所だと思います。
井川玲菜さん
対 象/市内在住・在勤・在学の18歳以上のかた
待 遇/●年額報酬 ●出勤手当(災害活動・訓練) ●公務災害補償 ●被服の貸与 ●退職報奨金 ●表彰制度 ●消防団応援事業所制度
応募方法/電話か直接
消防団は、地域で起きた火災に消防署員よりも早く着ける場合もあり、消防署の 応援をするなど、地域を守るために必要な存在だと思っています。 防火・防災に関する知識を得られるだけでなく、幅広い年齢の地域の仲間ができます。団員には、性別に関わらず、仕事をしながら、また、学業に励みながら活動している人もいます。みんな、和気あいあいとしていて、地元のつながりも感じ、ずっと続けています。 一緒に安全・安心なまちにしていきましょう! 皆さんの入団を待っています。
消防団長 松原茂樹 さん
火災時における適切な初期消火活動・知識の習熟をし、市民のかたへ防火思想の啓発など、明るい安全なまちづくりを目指して、現在、85人のかたが活躍しています。
問い合わせ先/消防本部予防課 Tel 51-0379
5月●消防団観閲式
6月●クラブ員研修会
9月●県消防学校指導者科入校 …消火器の指導方法、 ロープ訓練など
10月●総合防災訓練 …来場者へ応急手当の指導 ●市民消防ひろば …初期消火体験の指導
11月●秋の火災予防運動 ……商業施設で街頭啓発
1月●消防出初め式
3月●春の火災予防運動 …街頭啓発
対 象/市内在住・在勤・在学の18歳以上の女性のかた
待 遇/ 制服や靴など一式貸与
応募方法/電話か直接
家庭から火を出さないことは、とても重要なことです。小さな力かもしれないですが、火災予防の継続的な発信は、いつの時代も変わらず、とても大切で意味のあることだと確信しています。 活動していると楽しい出会いもあり、若い世代のかたから教えられることもしばしば。地域交流の素晴らしさも感じています。クラブ員それぞれの立場に合わせた活動の仕方に変わってきて いるので、参加しやすいと思います。仲間が増えたらうれしいし、今後もできる限り楽しく続けていきたいです。
松原しずさん
松原さんは、昭和62年9月1日にクラブに加入して以来、長年にわたり地域住民一人一人への防火に対する知識や技術の普及に貢献し、その功績が認められ表彰されました。
守りたい 未来があるから 火の用心
春は空気が乾燥し、風の強い日も多く、火災が発生しやすい時期です。この機会に、火災予防に取り組み、みんなで安全・安心なまちにしていきましょう!
問い合わせ先/消防本部予防課 Tel 51-0379
市では、全ての住宅に設置を義務付けています。機器の寿命の目安は、10年です。 設置義務化から、10年以上が経過しています。定期的な作動確認や、古くなった場合は交換をしましょう!
市には、住宅用火災警報器の販売・啓発活動などの協力事業所があります。お近くの事業所に相談を。協力事業所の一覧など詳細は、協力事業の見出しをクリック。
取り付けや取り換えが困難なかたを対象に、無償で支援をしています。 詳細は、取り付け支援の見出しをクリック。
高齢者や障がいのあるかたに、給付しています。いずれも所得に応じて負担があります。詳細は、問い合わせを
TEL 54-7745