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みんなが住んでいる尾張旭市を住みやすくするにはどうしたらよいか。それは、尾張旭市に住んでいるみんなで集まって話し合いをして決めるのが一番良い方法です。しかし、尾張旭市には8万人以上の人が住んでいて、一度にそんなにたくさんの市民が集まって話し合うのは大変・・・。
そこで、私たち市民の中から代表の人たちを選んで、住みやすいまちになるように話し合いをしてもらいます。
この代表の人たちを選ぶことを「選挙(せんきょ)」といい、選ばれた人たちを「市議会議員(しぎかいぎいん)」といいます。
そして、市議会議員が集まって話し合いをする場所を「市議会(しぎかい)」といいます。
市議会議員は、4年ごとに行われる選挙で選ばれる市民の代表となる人たちです。議員になれる人は25歳以上で、選ぶことができる人は18歳以上でどちらも尾張旭市民と決まっています。
選挙で選ばれたあと、議員として活動できる期間(任期(にんき))は4年間です。
尾張旭市議会議員の定数(人数)は条例(じょうれい)という決まりで決められており、人数は20人です。さあ、みんなは今の尾張旭市の市議会議員が誰かわかるかな?
みんなで「議員紹介(写真付き)」のページを見てみよう!!
市(市役所)の代表者は、「市長(しちょう)」です。それと同じように、市議会にも代表者として「議長(ぎちょう)」がいます。
「議長(ぎちょう)」は、議員の中から選挙で選ばれます。
議長は、議会の話し合いの司会進行役をしたり、みんなからのお願い(請願・陳情)を受け取ったりするなど、市議会の代表としての仕事をしています。
市議会の役割は、市民にかわって、みんなの意見や考えをまとめて、まちづくりなどにいかしていくことです。
おもに次のようなことをしています。
市議会で決まったことをもとにして、市は住みよいまちにするために仕事を進めていきます。
そして、市議会で決まった市の仕事をしていくのは、議員ではなく、市長です。市長は、市議会に相談しながら、おたがいに協力して市民が住みやすいまちとなるように、市の仕事をしています。
市議会は、いつも開かれているわけではありません。尾張旭市では、1年間に4回(3月、6月、9月、12月)開かれています。このように、決まった時期に開かれる議会を「定例会(ていれいかい)」といいます。
また、急いで決めることがあるときも議会を開くことができます。これを「臨時会(りんじかい)」といいます。
定例会も臨時会も市長が市議会議員を集めて会議を開きます。
議員全員が集まって話し合う会議を「本会議(ほんかいぎ)」といいます。本会議は、私たち市民のために市がなにをするか、どんな仕事をするかを決める会議です。
市議会が、市長から相談された仕事や計画を、するかしないかなどを決めるときは、本会議に出席した議員の半分以上が賛成するかどうかで決めます。これを多数決(たすうけつ)といいます。
市長がこれをやりたいと思っても勝手にやることはできない決まりになっています。やるためには、市議会の賛成が必要なのです。
市長から、議会で決める必要のある仕事や計画についてたくさんの案が出されます。これをひとつひとつ議員全員が本会議で話し合っていると長い時間がかかり、大変です。
そこで、本会議で決める前に、話し合う内容によって議員を何人かのグループにわけて、細(こま)かいことまでくわしく調べ、わからないことを聞いたり、意見を言ったりしています。
この話し合いをする会議を「委員会(いいんかい)」といい、委員会でも多数決で、賛成するかどうかを決めています。
では、どのような委員会があるのでしょうか。
議会運営委員会は、会議の進め方やルールなどについて話し合います。
市の仕事をそれぞれ分担(ぶんたん)して話し合う委員会です。
現在、尾張旭市には4つの常任委員会があり、議員は予算決算委員会のほかに必ずどれか1つの委員会に入ることになっています。
特別委員会は、大きな問題や特定のことを話し合うために、必要な時につくられる委員会です。
議会広報委員会は、議会の活動を市民に知らせる方法について話し合います。
今の議員がどの委員会に入っているのか知っているかな?
みんなで「委員会構成名簿」のページを確認してみよう!!
本会議や委員会は誰でも見ることができます。
これを「傍聴(ぼうちょう)」といいます。
本会議を傍聴できる人数は一般席39人、車いす席2人、委員会を傍聴できる人数は5人です。
また、本会議はインターネットから生中継や録画したものを見ることもできます。
みんなで「尾張旭市議会中継」のページを確認してみよう!!
みんなは、まちづくりについて「こうしてほしい」、「こうなったらいいな」と思ったことはありませんか。
そんなお願いや意見を市議会へ出して伝えることができます。
市議会には、市民の皆さんなどから、市の仕事について「もっとこうしてほしい」と思うことを文書にして、だれでも要望(ようぼう)することができるしくみがあります。
議員をとおして市議会に文書を出すことを「請願(せいがん)」といい、
議員をとおさずに市議会に文書を出すことを「陳情(ちんじょう)」といいます。
皆さんからの請願・陳情は、内容をよく調べ、話し合いを行い、認められたものは、市の仕事の中で進めるよう市長に伝えます。また、請願・陳情の内容が、国や愛知県などに関するものについては、「こうしてほしい」という意見を国や愛知県などに出すこともあります。ただし、尾張旭市議会の場合は、陳情については、内容によっては市議会で取り扱わない場合もあります。
本会議は「議場(ぎじょう)」(市役所北庁舎5階)で行います。
席の説明